世界的なアーティストとなった彼らは更なる進出を目指し、フィリップスからキャピトルへと移籍、メンバーもクラウス・ローダーに替わってカール・バルトスがメンバーへ参入しアルバム Radio Activity (放射能)を1975年にリリース。「電波」「放射能」をコンセプトに徹底したサウンドを作り出した、何とも「職人肌」的な作品だったために、ポップ路線だったアウトバーン のようなヒットには及ばなかった。2年後の1977年、 ヨーロッパ特急をリリースするが、これまたポップ路線とは一線を引くようなものだった。そして78年 人間解体(Man Machine)をリリース。雰囲気的にはアウトバーン に近いテクノ・ポップ・サウンドで、ニンマリとしたファンも多かったであろう。突然〜We Are The Robots〜(1曲目)とくるセンス、〜Man Machine〜…もう抜群でございます。全く最高だ。
そして2003年“Tour De France”の最新リミックスのシングルをリリースの情報に続いてなんとエレクトリック・カフェ以来17年ぶりとなる新作ツール・ド・フランスをリリースするのである!アルバムの内容は、シングル曲“Tour De France 03”を中核にし、「ツール・ド・フランス」のサウンドトラック的役割を果たすものとの事。新曲じゃないのかよっと思わず突っ込みをいれたくもなるが、間違いなくこれは事件だ…。