MUSIC MAGAZINE (ミュージックマガジン)2014年 5月号

【特集】 宇多田ヒカル『First Love』

1999年3月10日、ひとりの天才少女のデビュー・アルバムが発売された。宇多田ヒカル『First Love』。10代ならではの感性を生かした歌詞世界と、R＆Bの匂いが染み込んだ大人っぽいサウンドは、新時代のJポップとして日本中を席捲し、爆発的ヒットを記録。日本の歴代アルバム・セールスでぶっちぎりの1位という歴史的作品となった。あれから15年──。この3月、同アルバムの15周年記念盤が発売された。あのころの宇多田ヒカル、そして『First Love』が出たあのころのことについて、一緒に思いを巡らせてみませんか。

■ 宇多田ヒカル登場の衝撃〜革新的だった“日本語の音楽の伝わり方”（齋藤奈緒子）
■ 『First Love -15th Anniversary Deluxe Edition-』徹底分析（柴那典）
■ 『First Love』全曲ガイド（川口真紀、小山守、廿楽玲子、安田謙一）
■ 1999年の音楽シーン〜『First Love』が流れた時代の空気（能地祐子）


□ ベン・ワット〜31年ぶりのソロ作を語る（油納将志）
□ ピクシーズ〜オルタナの重鎮、23年ぶりの新作（大鷹俊一）
□ Gotch〜アジカン後藤正文、初のソロ・アルバム（金子厚武）
□ 伊集院幸希〜ラッパーと共作した2作目（二木信）
□ クァンティック（石田昌隆）
□ ケリス（長谷川町蔵）
□ フェネス（近藤真弥）
□ 少年ナイフ（松永良平）
□ 水曜日のカンパネラ（小山守）
□ 井手綾香（大谷隆之）
□ モアリズム（池上尚志）
□ キム兄弟（宮内健）
□ ジャポニカソングサンバンチ（渡辺裕也）
□ tofubeats（宗像明将）
□ NGラ・バンダ（山本幸洋）
□ ルー・クワール・デ・ラ・プラーノ（石田昌隆）
□ バッドバッドノットグッド（坂本哲哉）


Front Line
◇ イーノ・ハイド
◇ スワンズ
◇ ビョーク
◇ ダーティ・ループス
◇ ロドリーゴ・イ・ガブリエーラ
◇ Koji Nakamura
◇ TAMTAM
◇ ロットバルトバロン
◇ 樽木栄一郎


REGULAR CONTENTS
◆アルバム・ピックアップ……注目の新作をじっくり批評。
Pharrell Williams／Eno・Hyde／Ben Watt／John Frusciante／Patti Page／Caetano Veloso／Gotch／遠藤賢司 ほか
◆クロス・レヴュー……4人の評者が採点評価で誌上バトル！
◆アルバム・レヴュー／ヴィデオ・レヴュー……洋楽・邦楽の最新リリース200〜300タイトルを鋭い評文とともに10点満点で採点。音楽ライフの頼れる味方！
◆輸入盤紹介……世界各国あらゆるジャンルの注目作を詳細にいち早く！
George Michael／Lyla Foy／Cascadeur／Anthony Valadez／Sisyphus／Luther Dickinson／Vertical Scratchers／Aloe Blacc ほか
◆［連載］行川和彦の“りある”インディ盤紹介 Do It Yourself!／安田謙一のこれがヒットか!?／吉田豪のアイドル・マスター!／萩原健太のコンパクト・ディスカヴァリー／大森さわこのソフトにキメて！〜新着映画DVD紹介
◆国内外の音楽関連ニュース／ライヴ、本、映画の本格的レヴュー／コンサート情報など