おしゃれスパイ危機連発

■本編:98分 / 製作年:1967年 / 製作国:アメリカ

【ストーリー】
フェミーナ化粧品の新「わきが止め」製法をライバルのメイ・フォーチュン化粧品に売り渡そうとしたパトリシアは、パリ警察のおとり捜査で逮捕される。当然、会社はクビ。社長のジェイソン卿からは「ヨーロッパでは同業に就くことまかりならん」と言い渡されるが、その直後メイ・フォーチュンの社長カッターにアメリカで働けばいいと雇われ、さっそくニューヨークへ。カッターの右腕クリストファーはパトリシアからフェミナの製法を聞き出そうとするも、パトリシアはジェイソン卿と密会、メイ・フォーチュンが開発した「泳いでも髪が濡れない新ヘアスプレー」の製法を盗み出すよう依頼される。開発したのはクランシー博士で、いつもそのヘアスプレーをつけている愛人スー・リンの髪の毛のサンプルを取ろうとパトリシアは悪戦苦闘。彼女の後を追うクリストファーも実は二重スパイと分かる。スーのアパートに侵入してヘアスプレーを奪おうとすると、スーが麻薬を使用して倒れていた。実はパトリシアは麻薬捜査官で捜査中に殺された父親の足跡を負っていたのだ。クランシー博士の家族がスイスにいると知ったパトリシアはヨーロッパへ。偶然入った化粧品店で例のヘアスプレーと同じボトル「カプリス」を発見。開発したのはクランシーの母親のマダム・ピアスコだった。

【キャスト】
パトリシア…ドリス・デイ
クリストファー・ホワイト…リチャード・ハリス
クランシー博士…レイ・ウォルストン
スー・リン…アイリーン・ツー
ジェイソン卿・・エドワード・マルヘア
カッター…ジェイク・クルーシェン
マダム・ピアスコ…リリア・スカラ
バーニー…マイケル・J・ポラード

【スタッフ】
監督：フランク・タシュリン
製作：アーロン・ローゼンバーグ／マーティン・メルチャー
脚本：フランク・タシュリン／ジェイ・ジェイソン
撮影：レオン・シャムロイ
衣装：レイ・アガヤン
音楽：フランク・デ・ヴォール
●字幕翻訳：杉山 緑




ドリス・デイとリチャード・ハリスの顔合わせによるコメディ・アクション。化粧品会社の新商品をライバル社に売りわたそうとしたパトリシア。そこからさまざまなスパイが入り乱れた大騒動に発展する。60年代ファッションにも注目。(CDジャーナル　データベースより)