ハッピーサンキューモアプリーズ ニューヨークの恋人たち

サンダンス映画祭観客賞受賞！会場を涙と笑いで包み込んだハートウォーミング・ストーリー！

【解説】
大都会を舞台にした群像劇―――
インディペンデント映画の最高峰であるサンダンス国際映画祭は、『プレシャス』や『ウィンターズ・ボーン』など、アカデミー賞を賑わす良質の作品を生み出すことで知られている。そんなサンダンス映画祭の中でも特に重要な賞の一つ「観客賞」は、観客の投票によって、文字通り「一番面白かった映画」に与えられ、『セックスと嘘とビデオテープ』『エル・マリアッチ』『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』などの名作から、近年の『プレシャス』『さよなら。いつかわかること』『そして、ひと粒のひかり』まで、日本でもヒットを遂げた作品を世に送り出してきた。本作も2010年にその観客賞を受賞。主演・監督を務めたジョシュ・ラドナーは、これを機に大きな注目を集め、最新作『Liberal Arts（原題）』ではザック・エフロンとエリザベス・オルセンというトップスターを迎えてよりコマーシャルな作品にチャレンジ。2012年のサンダンス映画祭に凱旋しプレミア上映されると、観客の絶賛を浴び、スタンディングオベーションが巻き起こった。これは目の肥えた観客の集うサンダンス映画祭では非常に稀なことで、多くのメディアがニュースとして取り上げた。まさにこれからのハリウッド映画を背負う新たな才能の誕生といえる。

【ストーリー】
奇跡はいつも、すぐそばにある。
ニューヨークに暮らす売れない作家のサム。彼は、出版社への大事なプレゼンに向かう途中の電車で、黒人の少年が保護者とはぐれる瞬間を目撃してしまう。アポの時間に遅れそうだと分かっていながら、彼を放おっておけず手を差し伸べたサム。しかし、少年は保護者のもとに戻ることも警察を頼ることも嫌い、仕方なくサムは少年を出版社へ連れて行くことに。当然、プレゼンは大失敗に終わり、サムは意気消沈。しかも少年は居場所がなく、サムはしばらく彼を自宅に住まわせるハメになってしまう。そんな中、サムは歌手を目指すミシシッピに出会い、彼女に一目惚れするが…。

[Staff]
製作総指揮　ビンゴ・ガベルマン『ウォッチャーズ』/ピーター・スターリング『こわれた恋のなおし方』/グレン・ウィリアムソン『エターナル・サンシャイン』
製作　ジェシー・ハラ / オースティン・スターク『狂気の行方』
監督・脚本　ジョシュ・ラドナー
撮影　シェイマス・ティアニー『ベロニカは死ぬことにした』
音楽　ジェイメイ
出演　ジョシュ・ラドナー『ママと恋に落ちるまで』 / ケイト・マーラ『127時間』 / マイケル・アルジエリ『ピラニア３D』 /　マリン・アッカーマン『ウォッチメン』 / ダナ・バロン『荒野の７人』

[作品情報]
原題 : Happythankyoumoreplease
2010年 / アメリカ / ロマンス・ドラマ / 99分
(C) Happy Thank You Productions LLC. All rights reserved.