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  •  文句なしの時代劇の本流の不条理劇。マキノ監督の「...

    Posted Date:2023/10/02

     文句なしの時代劇の本流の不条理劇。マキノ監督の「浪人街」につづくものだ。ぜひ、時代劇の持つ現代人の目からすると「おかしい」が、当時は、「当たり前」の矛盾点を描く時代劇の本流を味わってください。

    カニさん .

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  • 東宝の「変身人間」の4作品は、いずれも名作です。に...

    Posted Date:2022/05/29

    東宝の「変身人間」の4作品は、いずれも名作です。にもかかわらず、評価という点で、論じられることの少なさは、少し不満です。一番で気の良い「ガス人間第1号」は、後年、舞台化までされている。やはり、主演女優の「八千草薫」が、この作品を好かなかったのが、原因かな?次は、「美女と液体人間」だろう。完成度も高く好みによっては、こちらを1番にするひとも、多いはず。次が、「透明人間」だ。主演の「土屋嘉男」の演技は、最高だ。評価が一番下になる「電送人間」は、ストレート過ぎるストリー展開と結末の安直さ、そして、「電送人間」を追う刑事に扮した「鶴田浩二」の平凡さに尽きる。アイデアは、悪くない。「鶴田浩二」は、東宝で頑張って、「三船敏郎」と双璧の役者になって欲しかった。元々、「高田浩二」のお弟子さんで、時代劇志向だったのが、松竹で準主役級まで行きながら、東宝に移籍して、東宝では、トラブルメーカーで、フリーになり、東映に移籍した。話は、脱線したが、もつと評判になり、多くの人に見て欲しい。

    カニさん .

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  • 流石に、伊藤大輔監督。市川雷蔵で、面白い。是非と...

    Posted Date:2022/02/16

    流石に、伊藤大輔監督。市川雷蔵で、面白い。是非とも、見て欲しい1本です。

    カニさん .

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  • 五社英雄監督の意欲作だろうが、「何が言いたい?」...

    Posted Date:2022/01/17

    五社英雄監督の意欲作だろうが、「何が言いたい?」と言うのが正直な感想です。当時の社会情勢か?決起した若者たちの心情なのか?不甲斐ない当時の分裂症的な陸軍の現実なのか?クーデターを巡るアクション・サスペンスなのか?実に、盛り上がるシーンに欠ける。全体的に、クーデターの背景描写の中に、実行犯の中心の4人の会話がほとんどで、いつの間にか始まり、終わっている。予算不足で、対話劇で物語を構成したのだろう。その癖に、「12人の怒れる男たち」のように、緊迫感も、問題提起もない。変な映画です。

    カニさん .

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  •  渥美清さんが、希望した「遺言配達人」の映画化。喜...

    Posted Date:2022/01/10

     渥美清さんが、希望した「遺言配達人」の映画化。喜劇でないシリアスな「渥美清」の名演の名作です。今、アニメーションの「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」の感動から、思い出しました。「戦争の悲劇」と「文字をかけずに、想いを戦友に代筆して伝えている事があった。」このことを共通している。しかし、人生の悲劇をより深く描いている。アニメーション「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」を見た人は、この作品を見て欲しい。  人生という哀しみを味わって欲しい。

    カニさん .

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  • 『SF設定で描かれる135年のライフヒストリー』 ◆...

    Posted Date:2021/12/16

    『SF設定で描かれる135年のライフヒストリー』 ◆以下ストーリー上はネタバレなしでレビュー。 ◆現代の「隠れた名作」で、記憶に残る映画なのは間違いなく、これからも長く多くの人がその良さに気づいていくことになる作品だろう。 石川慶監督を始めとしたスタッフ、芳根京子・岡田将生・寺島しのぶ・小林薫などキャストの豪華さに負けず、映画としてとても造りが贅沢で、満足度が高い。「紙の動物園」などのケン・リュウの世界観(SF的ガジェットを駆使しながら、とても詩的でハートウォーミングな作風)に触れておくと、それに寄り添った映像による詩情を堪能できるが、もちろん予備知識なしに観ても見応えがある。 ◆この映画は「3度の誕生日」を軸にした135年に渡るライフヒストリーであり、そのために127分というやや長めの尺を使っている。原作もそうであったように、「死後の人体の保存(プラスティネーション)→不老不死の技術」というSF的描写が前面に出てくるが、物語・映画の軸になるのは、主人公リナの一生が描くArc=円弧(円周ではなく)である。 ◆前半では、若き主人公リナが人生に対して味わった思いを、原作の具体的な描写(若い妊娠後の不当な扱いなど)抜きで、ダンスシーンなどから読み込んで、リナ自身の心が揺れるシーンに感情移入できるかがポイント。 後半は、舞台設定や登場人物とその関係性に原作からやや大きな設定変更があり、その事でこの映画(脚本)は、大きく成功している。この方が円弧を描いたリナの人生における心意がより明確になり、物語の感動を増している。 ◆冒頭の見どころは、三東瑠璃振付による芳根京子ほかのダンスシーン。予告などで全く出ていないので、ぜひ本編で観たい。特にエマに拾われるきっかけになった19歳シーンは、空間に刻み込んでいくような切れ味の鋭い動きに圧倒される。 ◆初見の人は、前半長く続くプラスティネーションされる/されたものの描写(役者の不動の演技が多い)や、意味深な台詞(「自由に/罠にかからずに」など原作に由来するものも多い)にあまり意味を読み込み過ぎず、それこそエマと同じように「即物的に」観て、ストーリーを追うことに集中した方がいい。 生と死に関わるテーマが扱われるが、余計に重苦しかったり、説教くさかったりするところは少しもないので、原作にもある海のイメージなどを見事に描いた、透明感のある映像美を堪能したい。また、世武裕子の音楽が、映像に丁寧に寄り添って彩り、独特の推進力を作り出している。この音楽でなかったら、前半はやや重苦しくなってしまっていただろう。 ◆後半は、前半の即物的描写から打って変わって、撮影監督ピオトル・ニエミイスキによる手撮りのモノクロドキュメンタリータッチの描写が続く。子どものハルを追いかける場面で、「視線が下に落ちていたところから、大きく振り返って見上げる」といった振り方を全く安定感を失わずに撮っているところなど実に見事で驚異的。ピオトルのマジックで初見ではそうとは意識しなかったほど自然に撮れている。 このモノクロパートにおいて、いのちの輝きが実に生き生きと描かれて、「自分の人生を生きるべき」というメッセージが伝わってくる。そうして、ストーリー終盤で核心に気づいた時の驚きは新鮮だろう(劇場客席ではそうした息遣いが聞こえたことがあった)。 ◆主演の芳根京子 はこれまでの作品でも演技力に定評があるが、本作でより成長し、前半の若い時代の奔放さ・繊細さ、人生の拠点を確立した充実期、後半では現実にはありえない「不老の老」までを自在に演じきっている。SF的な設定の135年間の人生を自然に見せてしまうというのは本来驚くべきことで、芳根京子主演でなければとても成り立たなかった作品と言ってよいだろう。 必ずしも満たされなかった前半生から、不完全な円弧を描く終着点、そこに到る起伏のある人生をある種の静謐さを持って描いており、この点は原作以上に明確になったように思える。 ◆劇場公開前後に、映画評論では絶賛、一方でSNS上の映画好きからは必ずしも評価が高くなかった本作。結果、興行的には恵まれなかったが、「好みが分かれる」といった評価により自分の目で見ないで済ませるには実にもったいない映画なのは間違いない。 ◆原作を始めとした短編9作の日本語訳と、7ページの石川慶×ケン・リュウ対談、2ページの芳根京子メッセージが読める『Arc ベスト・オブ・ケン・リュウ』(早川書房)もおすすめ。

    ピョートル4世 .

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  • 「大コメ騒動」のタイトル名がしめすとうり、最初は...

    Posted Date:2021/11/06

    「大コメ騒動」のタイトル名がしめすとうり、最初はコメディと思ったし、見た後、あちこちに「喜劇的演出」の残滓がある。ところが、何故か、ストレートなドラマにしてしまっている。結果的に大変中途半端な駄作となっている。出演者も、制作スタッフも途中でやる気を無くしたのか、単純なミスや手抜きとも言える演技やミス(富山弁が突如標準語になったり、「大正」を「昭和」と言い間違えたり)ほか、それを見逃している。期待したぶん、失望が大きい。喜劇にしていたら、10分は、短くて面白い作品となっただろう。ストレートなドラマならもっと盛り上げたずっと盛り上がる部分がたくさん必要で大規模な大作にしてほしかった。

    カニさん .

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  • 小学生の時、「大脱走」「大空港」との3本並映!(今...

    Posted Date:2021/10/27

    小学生の時、「大脱走」「大空港」との3本並映!(今考えると何と豪華!)で劇場で観て以来、VHS、L/D、DVDと全て買って来ましたが、漸く満を侍して「Blu-ray版」の登場です。 迷わず予約で買いました。 何度観ても「良い戦争映画」です。 1960年代にしては珍しく「アメリカ兵ばかり活躍し、弾にもあたらない」−所謂「『コンバット』的戦争映画」でない処が良いですね。 ロバート・ヴォーン演ずる「ドイツ国防軍少佐」がもう「カッコ良い」事此の上無い。 映画を観てから半世紀以上経ちましたが、漸く「クリューガー少佐」の軍装(あのグレーの革コートは苦労の末、今年(2021年)漸く入手できました)を完成させた位、私の人生に多大なる影響を与えた名作です。 ついでにアメリカ軍の「アンジェロ軍曹」(ベン・ギャザラ)の軍服一式も揃えてしまいました。 さて、映画の内容は既に他の方が本質的なコメントをされておられますので、其れに付け加える事はありません。 只、「誤解」がある様ですので、その点を指摘致します。 先ずドイツ国防軍の「クリューガー少佐」はプロシア貴族の出身、父親の将軍は戦死した設定になっていますが「ナチスの将校」ではありません。細かい様ですが、此れは銃殺シーンにも関係するとても大切な点なので誤解無き様お願い致します。 今一つは銃殺される前のセリフは「どちらも同じか」ではなく、「何を指して『敵』というのか?」です。 此のセリフが、アメリカ軍のハートマン中尉(ジョージ・シーガル)のラストのセリフ「友達からさ」と呼応しているのです。 敵対して戦った相手だけれど、言葉も交わして居ないけれど、彼(クリューガー少佐)は『戦友』なのだ。とハートマン中尉は言うのです。 だからこそ、この戦争映画は何度観ても「感動」するのです。 映画音楽も素晴らしいです。『大脱走』と同じ、エルマー・バーンスタイン作曲ですが、此れ程「画像」と「音楽」がマッチした映画は、そう多くは無いと断言出来ます。 此の映画はチェコでロケされたそうです。 感心するのは、善くぞ本物に似た鉄橋がモルダウ川に残っていた、と言う事。更に付け加えるなら、ズデーテンランド地方の「再開発」でドイツ人の造った街並が破壊されるタイミング良く、映画製作で壊しても良い、と言う許可が貰えた事。 天の利、地の利、そして俳優陣の素晴らしさ、音楽の勇壮且つ「トリオ部」で悲哀を込めたメロディー、全てが相俟って、観る者の胸を打つのです。 オペラと同じく「映画」が「総合芸術」である事を実感させる大傑作です。 最後に個人的な感慨を。 登場人物の「軍装」は揃える事が出来ましたが、生涯の念願だった「レィマーゲン」を訪れる、此れだけは実現出来ず私の人生は終わろうとしています。

    シュタイナー .

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  • マキノ雅弘監督が、サイレント映画時代の傑作を、近...

    Posted Date:2021/10/14

    マキノ雅弘監督が、サイレント映画時代の傑作を、近衛十四郎と藤田進と言う異色組み合わせでセルフ・リメイクした傑作。サイレント映画が、時代の空気の反映なら、こちらは、もっと普遍的な寓話として映画化されている。惜しむらくは、ある程度の寓話の寓意の元ネタを知らないと理解しずらい。高峰三枝子の名演が光っているだけに、もう一ひねりして、高峰三枝子の娼婦が語る昔話としたら、ファンタジー性が増して良かったと思います。

    カニさん .

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  •  三船敏郎の「侍」は、阪東妻三郎や大河内伝次郎さん...

    Posted Date:2021/10/12

     三船敏郎の「侍」は、阪東妻三郎や大河内伝次郎さんが、演じた時代劇ファンが三船敏郎にも、と言うのが、かなった映画。キャラクターも三船敏郎に合っていて満足。ただ、一つ惜しいのは、もう十年早くやって欲しかった。若々しい未熟な侍が、一人前の「男」になったと「首」を上げる敵の首が、実は「実の父親」だった。ギリシャ悲劇の「オイデプース王」を連想させる。名画なのに、「三船敏郎」がやっぱり老けすぎなんだ。もし、阪東妻三郎の主演版が残っていたら、やっぱり「無法松の一生」と同じく「阪東妻三郎」版を知っている人は、2番目の作品になっていただろう。「七人の侍」の「三船敏郎」の「菊千代」を連想してしまう。あの若さがあれば、完全なのだが。

    カニさん .

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