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さまよう遺骨 日本の「弔い」が消えていく Nhk出版新書

Nhk取材班

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784140885789
ISBN 10 : 4140885785
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2019
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

超少子高齢化、核家族化、晩婚化に未婚化、熟年結婚・離婚率の上昇―。日本社会が大きく変化するなかで、さまよう遺骨が急増している。このことは決して他人事ではない。大切な人の遺骨や自分の遺骨が死後、行き場を失わないようにするために、わたしたちは誰にどう死後を託したらいいのか。変容する弔いのかたちを見つめ直し、「真の終活」とは何かを考える。

目次 : はじめに 「家族」に忍び寄るひずみ(遺骨はいったいどこへ行くのか/ 遺骨に翻弄される人々を追う ほか)/ 第1章 遺骨が捨てられる?!(増加する遺骨の置き去り/ 遺骨が落し物として届けられる ほか)/ 第2章 遺骨を手放したい人々(「預骨」―遺骨を預かるサービス/ 「借金してまで墓は買えない」 ほか)/ 第3章 急増する「墓じまい」と新たな弔いのかたち(墓は受け継ぐものという考え方/ 番組に寄せられた「墓じまい」への声 ほか)/ 第4章 誰に死後を託すか(終活ビジネス、新規参入続々/ 墓石業者が倒産 ほか)/ 寄稿 死者を無縁化させない社会とは(小谷みどり)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • kinkin

    少子高齢社会、各家族、離婚の増加、未婚、晩婚・貧困により遺骨や墓のあり方について分析し今起こっていること、これから起こるであろうこと、海外での墓事情などが書かれている。つい30年前くらいは葬式は家族や親族、知人、職場の関係者で執り行うのが普通だったはずだ。しかし先に上げた課題が現在の弔いや遺骨の扱いが問題となってきている。一人暮らしの場合、自分が死んでも身寄りがなければ死後のことは生前に始末をつけられたらいいが、そうでなければ当然のように薄い親族に降りかかる。どうしたらよいのか誰も答えられない問題。

  • きみたけ

    冷静に考えるとクリスマスの日に読む本ではない気がするが😅少子高齢化・核家族化・晩婚化・未婚化など、日本社会が大きく変化する中で、大切な人の遺骨や自分の遺骨が死後行き場を失わないようにするために、誰にどう死後を託したら良いのか、変容する弔いのかたちを見つめ直し「真の終活」とは何かを考える一冊。親子・家族・親族といった「家」のかたちが多様化した結果、新しい「遺骨サービス」に注目度が増し年を追うごとに利用者が増えてきているという。親族関係の希薄化とともに、第三者が死後事務を行う時代になりつつあるようです。

  • ちえ

    NHKクローズアップ現代+さまよう遺骨シリーズがベース。読んでいて(これは目の前の問題なんだ)と気が付かされた。無縁遺骨や行き場がなくなった遺骨、墓じまい、終活ビジネス…。葬儀や遺骨に対する意識もどんどん変わってきているんだなあ。多死社会になるんだし、横須賀市や大和市での「終活支援事業」のような、行政が仲立ちになる事業がこれからますます必要だと思う。この事業により横須賀市では引き取り手のない遺体の火葬費が浮き、子供の学習支援事業費に回せているという。地方自治体に任せず国も支援したらどうなのかな。⇓

  • Shimaneko

    クロ現5本の番組をベースに担当ディレクターが分担執筆したルポ。Nスぺ本ほどウェットでもなく、コンパクトに良くまとまっている印象。とうの昔に他家へ嫁いで姓も違うのに「長男の娘」という理由で高齢の父や叔父叔母に代わり、数年前に父方の祖父母の墓じまいを代行したので、おさらい的に読了。弔う気持ちがあれば遺影とアロマキャンドルとかで十分だと思う。ちなみに仏壇や位牌も業者経由で寺などにお焚き上げを頼めるけど、やはりそれなりに費用はかかるので要注意。

  • まゆまゆ

    最近の遺骨事情?を紹介していく内容。遺骨は棄てると犯罪に。しかし拾得物なら警察が処理してくれる……死生観、家族観の変化でお墓も絶対ではなくなっている。海への散骨も増えている。迷惑をかけたくないのもあるけど、一番はやっぱりよく知らないこととお金がかかること、のような気がする……

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