ソル・ガベッタ、ベルリン・フィル・デビュー公演
2014年バーデン=バーデン復活祭音楽祭ライヴ
ラトルらしい一筋縄ではいかないプログラムにも注目!
ベルリン・フィルのイースター音楽祭は、2013年よりザルツブルクからドイツの保養地バーデン=バーデンに場所を移して開催されています。この映像は2014年の同音楽祭の模様で、注目はアルゼンチン出身の美しき人気チェリスト、ソル・ガベッタのベルリン・フィル・デビューとなった公演です。彼女はロマンティックなエルガーのチェロ協奏曲をエネルギッシュに演奏しています。しなやかで情熱的な彼女のチェロは必聴。
また、『春の祭典』に、リゲティの『アトモスフェール』とワーグナーの『ローエングリン』前奏曲という凝った組み合わせにも注目。『アトモスフェール』は、キューブリックの映画『2001年宇宙の旅』で有名になった作品。和音も旋律もない音楽で無限の宇宙の広がりをしめすようです。リゲティとワーグナーは続けて演奏され、ラトルは「『アトモスフェール』の浮遊するような響きから『ローエングリン』のイ長調和音は、聴き手にショックを与えるだろう」と語っています。宇宙の謎を示唆する『アトモスフェール』から『ローエングリン』の聖杯は、はるかなる旅路へと出発し、『春の祭典』へと続くプログラムは大変刺激的です。また、音楽の流れに沿って巧みに展開するカメラワークも必見です。(輸入元情報)
【収録情報】
● リゲティ:アトモスフェール
● ワーグナー:『ローエングリン』〜第1幕への前奏曲
● エルガー:チェロ協奏曲ホ短調 Op.85
● ストラヴィンスキー:バレエ音楽『春の祭典』(第1部「大地の礼賛」/第2部「生贄の儀式」)
ソル・ガベッタ(チェロ)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
サー・サイモン・ラトル(指揮)
収録時期:2014年4月20日
収録場所:バーデン=バーデン祝祭劇場(ライヴ)
映像監督:トルベン・シュミット・ヤコブセン
収録時間:90分
画面:カラー、16:9
音声:PCMステレオ、DD5.1、DTS5.1
NTSC
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