これは、名盤。 スタジオボイスだったかな、の名盤特集で知りました。

このアルバムの選曲は、ある意味コアなＲＣファン、もしくは清志郎ファンにとっては、「こう来たかあ」とうならせるような裏ベスト的隠れた名曲集と思います。つまり、王道ベストとはかけ離れているものの捨て曲はなく、むしろそういうベスト（同じようなものが何枚も出ている）にはもううんざりしたマニアにとっては、聞いていて気持ちのよいコンピレーションになっていると思います。別の言い方をすれば、このアルバムを選曲した人の顔が見えるというかバンドに対する愛情を感じるというか、そういう選曲に感じます。 だから気持ち的には５点なのですが、これを「ゴールデンベスト」というタイトルで出してしまうのはどうかと思うので、４点です。 つまり初心者には決してお勧めのできない”通向けのコンピ”ということです。本当は別のタイトルで出すべきものでしょう。 ああ、でも聞いていて本当に気持ちいいんだよなあ。

日本のロック史上最高の1枚。

この日この会場に居た人は幸せです。

自分的にはラプソディやティアーズオブクラウンのほうが好きですが・・。KINGですから、ここでしか聴けないライブ感は当然輝いています。レコードしか持ってないので、気軽に聴くために購入します。

某評論家さんがこのアルバムに対して「今でこそフォーキーなロックの名盤とか、どっかのバカが言うんだろうな」というようなことを言っていた記憶がありますが、そのどっかのバカが私かも。この際「フォーキー」は不要・無意味、との意図なのでしょうが、彼らにしか生み出し得ない、この殺伐な「フォーキー」こそが本作の肝であり、唯一無比の強力な「ロック」たる要件とみつけたり。

無人島に持っていくアルバム、というのがよくありますが、これは間違いなく持っていきます。あ、今はipodがあるか…。ともかく、RCおよび忌野氏の精髄。

隠れ名盤。実際の意味でサイケデリック、などの評価も納得ですが、ともかく、どん欲な創作意欲があふれています。もっとも、それがごちゃごちゃと放り出されているだけという印象（最近まで私もそう思っていました）を与えている感がありますが、おもちゃ箱をひっくりかえしたらとんでもないものが出てきたというような面白さ満点です（車で繰り返し聴いていて認識を改めた次第です）。しつこいですが、隠れ名盤。スルメ・アルバムです。

清志朗が居なくなって、もう随分と経ってしまった。最近やけに寒いので、このレコードが聴きたくなった。(注・季節に関係なく楽しめます。) やっぱり大好きなアルバムだなあ。　　 日本のロック(あえてロックと云わせて頂きます)では一番好きなアルバムです。音も声もギターも(これ弾いてるの誰でしたっけ？メンバーでこんなにうまい人は居ないと思うのですが。勉強不足でスイマセン。)すごく良いです。プロデュースも素晴らしい。　　 好き嫌いは出てくるアルバムだとは思いますが、清志朗の事が大好きで、未だRCを聴いた事が無い若い方がおられるとしたならば、『雨上がり〜』だけでなく、このアルバムを一回でいいから聴いて下さい。きっと死ぬまでに何回か聴きたく成るアルバムに成ると思います。これはそれほどにいいレコードです。

最高のロックンロールアルバムにして、最高のバラードアルバム。30年近く経った今聞いても色あせないです。