その後1971年初頭にフェアポート・コンヴェンションを脱退したリチャード・トンプソンは、ザ・バンチ・アンド・ザ・サン名義で、さまざまな友人達と組みながら二枚のアルバムを制作した。1972年、彼のファースト・ソロ・アルバム Henry The Human Fly 発表。なお本作の制作に関わったリンダ・ピータースは、アルバム・リリース後に行われたツアーにも同行した。やがてトンプソンとリンダ・ピータースは結婚し、私生活上でも仕事の上でもパートナーとしてともに活動していくことになる。そのリンダ&リチャード・トンプソンの最初の共作アルバムは I Want To See The Bright Lights Tonight 。1974年に発表された同作品は、高い評価を受けたが、これをはじめとしてその後、彼らデュオは Pour Down Like Silver (1975年)、Sunnyvista(1979年)、Shoot Out The Lights (1982年)といったアルバムを発表していった。中でも彼らの最高傑作といわれるShoot Out The Lights は特に高い評価を受けている。