サクソン(SAXON)は、イギリスのヘヴィメタルバンド。NWOBHM(New Wave Of British Heavy Metal)ムーヴメントを牽引してきた代表格バンドの一つ。
概要
イングランドヨークシャーのローカル・バンドCOASTのビフ・バイフォード(Vo)とポール・クィン(g)、SOBのグラハム・オリバー(g)とスティーブ・ドーソン(b)が合流しSON OF A BITCHを結成、そこにドイツを中心に活動していたピート・ギル(ds)が加わりバンド名をSAXONとする。このラインナップでNWOBHM基点の年である1979年にアルバム「SAXON」でデビュー。
1980年に2ndアルバム「WHEELS OF STEEL」発表後ワールドツアーを行い、第1回「モンスターズ・オブ・ロック」に出演。1981年の4thアルバム「DENIM AND LEATHER」はイギリスでシルヴァー・ディスクを獲得した。アルバムタイトルに代表される各曲の多くは、バイク乗りをテーマにした歌詞や彼らのスタイルをテーマにしているためか、ヨーロッパのバイカーによる支持が多かった。1981年に初来日。 1982年にドラムがナイジェル・グロックラーに交代。
1990年の10thアルバム「SOLID BALL OF ROCK」から徐々に原点に戻り、作品を重ねるごとに良質なヘヴィ・メタル・アルバムを発表し続ける。1995年の「DOGS OF WAR」を最後にグラハム・オリバーが脱退するが新たにダグ・スカーラットが加入、バンドは現在も硬派な音楽性を保ったまま活動中である。