この時期、数々の素晴らしい作品を世に残し、彼らの存在を強く印象付けた。最初のヒットシングルとなった「Self Contorl」や、50万枚のヒットを記録しオリコンチャート9位を獲得した「Get Wild」、初の武道館コンサート『TM NETWORK FANKS CRY-MAX』(動員10,500人)、そしてベストアルバム「Gift for Fanks」で初のオリコンチャート1位獲得など記録を作った。
さらに勢いは加速し、映画『ぼくらの七日間戦争』の音楽を担当し、初の東京ドームコンサート『T-MUE-NEEDS STARCAMP TOKYO Produced by TM NETWORK』(動員47,000人)も成功に収める。
さらに1989年にはシングル「COME ON EVERYBODY(with NILE RODGERS」「KISS YOU(KISS JAPAN)」「Get Wild '89」を3枚同時リリースし、オリコンチャート3、5、7位とすべてをベスト10にチャートインさせるという、のちの同時リリース・ブームの先駆けとなる偉業を成し遂げている。
と同時に、メンバー3人のソロ活動が本格的に始動され、宇都宮隆は俳優業と音楽業に、小室哲哉はソロ作品をはじめとする映画音楽などに、木根尚登はラジオや小説執筆を本格的に行う。
1998年、小室哲哉がラジオ番組の生放送中にTM Networkの再始動を表明。99年Sony Music Entertainmentに新レーベル『TRUE KiSS DiSC』を発足、3枚のシングルを発売。その後、2001年に入り小室哲哉が自ら主宰する『ROJAM Entertainment』よりシングル3枚、アルバム1枚をリリース、9年ぶりの全国ツアーを展開。2002年、『R&C Japan』に移籍。