初めて聴いたときは地味なアルバムだと思ったが、じっくり聴くと味が滲み出てくる、するめのようなアルバム。でも、もう少し派手な曲もほしかった。

ヴィニー・ムーア加入以降の３枚のスタジオアルバムと、１枚のライヴアルバムからの選曲。問題は曲順。どうして古い名曲のライヴテイクを、最近の曲の中に混ぜたのか、よくわからん。選曲にはまずまず納得なのだが・・・

マイケル脱退、ヴィニー・ムーア加入が吉と出た。やっぱり正常な人との方が、仕事はしやすいということだろう。派手さはないが、これだけがんばってくれれば十分。�Bはなかなかの曲だ。

ギターはマイケル・シェンカーと、ポール・チャップマン。シングルを中心に選曲しているようで、７インチエディットヴァージョンが、貴重といえば貴重。全盛期の彼らを知るには、うってつけのベストだ。

ヴィニー加入後の作品らしい作品。つまり派手さはないが渋さはあるということ。４０周年だね。たいしたもんだ。

さっぱり売れなかったけど、いいアルバムなんだなあこれが。とにかく曲がいいんだよね。捨て曲なし。せっかくこれでUFOが新境地を開いた、とおもったら空中分解しちゃうんだけど。

ポール・チャップマンはマイケルにはかなわないが、この時代も結構いい曲がある。今回の編集によってポールの時代にスポットを当てたのは正解。しかしできれば、ＣＤの容量いっぱいを使って、もっと多くの曲を収録してほしかったと思うのは、私だけ？

このライブって「story〜」のlettin’ go,mystery trainと同じライブなのね。まーシェンカー同様画質がいいからいいか。因みにギターはＭボルトンではなくＰチャップマンね。個人的にはこの時代も好き。フィルもカックイイー、Ｐウェイも。ＵＦＯのＮカーターやＰレイモンドのポジションって結構重要だってことを再認識。We belong to〜let it rainが入っていないのが残念。

これはなかなか良いコレクションです。 乱発ぎみのベスト盤とは違います。

なんと言ってもポール・チャップマン在籍時のＵＦＯは最高です。その中でもこのアルバムは捨て曲がなく、本当によくできています。Long goneのスリリングな感じは聴き手を飽きさせませんし、Cloudn’t get it rightのキャッチーな感じも良いです。そして最後のProfession of violence のギターソロはたまりません。なぜこのアルバムがセールスで成功しなかったのかわたしには理解できません。聞かず嫌いの人は、一度聞いてみてください。ほんとサイコー！！