いわゆるネオクラシックブームの1987年Mind’s Eyeからヴィニー・ムーアを聴き続けていますが、途中ブルース系に走ったり、ネオクラシックに戻ったり、変化をとげながら、何となくヴィニー色が確立されたような気がします。2001年のDefying Gravity以来8年ぶりの当アルバムは、もっともジャズ・フュージョン色の強いアルバムのような気がします。音飛びの激しい一種変態的なフレーズ（でもすぐに彼だとわかる！）を確実なピッキングでぐいぐい迫る反面、美しいギタートーンでわかりやすいメロディを交え、ギターフリークを必ずや満足させるでしょう。UFOで思いっきりロックした反動でしょうか？　歌を添えたいという点では意外に日本の女性歌手とコラボというのもいいかもしれません。そして望むらくは、もう一人の雄ポール・ギルバートとの競演です。

ふっ・・・迷いが見えるぞヴィニー君。

ちょっちゅね・・・ はぁ・・・ がっかり・・・

まぁ悪くはないのですが、Keyのマカパインが参加しるせいか、マカパインのパクりに聞こえてしまうのですが・・・

カッコイイ曲が盛りだくさんです！ 個人的には一曲目でシビレました

個人的には大好きなLIFEFORCEが入っているのが嬉しい。これはリマスターされているのかな？

速弾きギタリスト、ヴィニーをお探しでしたら迷わず1stをお勧めします。本作にはそれはほぼ有りません。しかしやっていることの難易度はこちらも負けていません。スケール練習的な「速ければ良い」と言うようなものの対極のギタープレイで、聴き手にとって地味な印象ですが、いざコピーするとその凄さがわかります。軽い歪みでこのプレイをするのは超絶技巧以外の何者でもありません。スウィープの音の粒立ちのよさも技巧とこの音作りの賜物です。ハデ好みの方にはお勧めしませんが、正確なプレイが好きな方は一聴の価値ありです。

80年代丸出しの音。この人のピッキングの正確さは語り尽くされていますが凄いものは凄い。腕で弾くタイプの人なので息の長いフルピッキングフレーズは弾いてません。（あくまで大まかに分けると）基本的にディメオラ＋ポールギルバート的のフィンガリングパターンな人で（他の超人的速弾きギタリストに比べて）速さはそれ程では無いですが正確さはずば抜けています。練習フレーズになるものも多いので、ギター学習者にお勧めです。

VICIOUS RUMOURSを経ての初のソロアルバム（1986年発表）。一音一音を正確に弾きこなすヴィニーのギタープレイと、トニー・マカパインの煌びやかなKeyが合わさったからこそ生まれた名作でしょう。「速弾き」や「ネオクラシカル」といった言葉に関係なく、より多くの人に聴いていただきたい。

最高っす。何がいいって曲がええ〜！素晴らしい！ギターインストの超名盤！！