ナイトクラブを経営する他にバンド活動をしていたスティーヴ・ストレンジと、リッチ・キッズとして活動していたラスティ・イーガンとミッジ・ユーロの3人を母体として結成された。そこにウルトラヴォックスのキーボーディストであるビリー・カーリー、マガジンのジョン・マッギオーク、デイヴ・フォーミュラ、バリー・アダムソン(デビューシングルリリース後に脱退し、セッションメンバーとして参加)が加入。1980年11月に1stアルバム『ヴィサージ』をポリドール・レコードよりリリース。同時期にリリースされたシングル「Fade to Grey」は各国でトップ10入りし、ドイツとスイスでは1位を獲得するなど、バンドは一躍注目を集めた。
1981年に入りストレンジは次のアルバムを制作しようとしたが、マッギオークがスージー・アンド・ザ・バンシーズに加入するためバンドを脱退し、またそれぞれのメンバーのバンド活動が活発になり、制作のスケジュールが付け辛い状態になる。秋頃にようやくスタジオ入りし、2ndアルバム『舞-ダンス-』をレコーディングし、翌1982年3月にリリース。全英6位を記録した。この時点でユーロがウルトラヴォックスでの活動に専念するためバンドを脱退し、この頃レコード会社との契約上の問題が発生し2年間活動を休止する。1983年11月にベスト・アルバム『Fade to Grey - The Singles Collection』をリリース。全英38位。