マンドリン版『四季』アルバムで「Hyperion」デビュー!
イスラエル出身のマンドリン奏者ジェイコブ・ルーヴェンが、ヴィヴァルディの『四季』とタンゴの語法にヴィヴァルディの引用を巧みに織り込んだピアソラの『四季』を組み合わせたアルバムで「Hyperion」デビュー。ベエルシェバ音楽院とエルサレム音楽舞踊アカデミーで学んだルーヴェンはバロックから現代音楽まで幅広い音楽的視野を持ち、圧倒的な技巧と妥協を許さない演奏で聴衆を魅了。既に多くの国際音楽祭に出演し、ズービン・メータ、ムスティスラフ・ロストロポーヴィチといった著名な指揮者やオーケストラと共演しているほか、イスラエル・マンドリン・ソロイスツやケルマン・クヮルテットのメンバーとしてトップ・プレイヤーの地位を確立。現在最も人気のあるヴィルトゥオーゾのひとりとして高く評価されています。
この『四季』アルバムでルーヴェンの演奏を好サポートしているのは同じくイスラエル出身で、ファンホ・メナに代わり2019/2020シーズンからBBCフィルハーモニックの首席指揮者に就任した若きホープ、オメール・メイア・ヴェルバー。シンフォニエッタ・ライプツィヒの指揮に加え、アコーディオン、チェンバロの演奏でも参加。主役のマンドリンを引き立てます。
ルーヴェンが使用する楽器は世界的に有名なイスラエルのマンドリン職人、アリク・ケルマン氏に特注したもの。ケルマン氏の作るマンドリンは世界中に模倣品が出回るほど画期的で完成度の高い楽器といわれ、ルーヴェンも「長年にわたり、多くのマンドリン奏者や製作者に出会い、世界各地の数多くのマンドリンで演奏してきました。しかし、アリク・ケルマン氏のマンドリンが生み出す可能性や音の陰影に匹敵する楽器には出会ったことがない。」と絶賛します。
他の弦楽器に比べ注目されることの少ないマンドリンが秘めた魅力を、ルーヴェンが「Hyperion」の大舞台で解き明かします。(輸入元情報)
【収録情報】
ヴィヴァルディ&ピアソラ:四季(マンドリン版)
● ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲ヘ短調 RV.297『冬』
● ピアソラ:ブエノスアイレスの冬
● ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲ホ長調 RV.269『春』
● ピアソラ:ブエノスアイレスの春
● ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲ト短調 RV.315『夏』
● ピアソラ:ブエノスアイレスの夏
● ヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲ヘ長調 RV.293『秋』
● ピアソラ:ブエノスアイレスの秋
ジェイコブ・ルーヴェン(マンドリン)
オメール・メイア・ヴェルバー(アコーディオン、チェンバロ、指揮)
シンフォニエッタ・ライプツィヒ
録音時期:2021年3月24-26日
録音場所:ライプツィヒ、ゲヴァントハウス大ホール
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)