アルバム全体としてはスロー〜ミドルテンポ曲。聞き所は 「Ｒａｓｈｅｅｄ」 　スロー曲。Ｙｕｓｅｆ　Ｌａｔｅｅｆがこの楽曲に限りｏｂｏｅ。 「Ｗａｔｅｒ　ｐｉｓｔｏｌ」 　ミドルテンポ曲。 「Ｋｏｋｏ’ｓ　ｔｕｎｅ」 　ハード演奏。

1966年という録音時期から、なんとなく、かなりぶっ飛んだ演奏を勝手に期待していたのだが、過去の作品に比べてそれほどエスニック色が濃くなっているとも思えず、もちろん、まだエレクトリック化以前で、正直言うと、ちょっと「微温的」（むろん、彼としては、という意味でだが）で、「掘り出し物」以上の価値はちょっと見いだしにくかった、個人的には。

　日本ではこれまで見向きもされなかった（？）アトランティック時代のユゼフ・ラティーフが、大挙して千円復刻。慶賀の至り。 　本作は72年のセッションをまとめたもので、曲によって編成はかなり異なるが、「静謐と雷鳴（？）」というコンセプト通り、まさに静と動がうまくコンパイルされた内容で、統一感は損なわれていないと思う。 　ユゼフの場合、70年代にエレクトリックをやっても凡百のフュージョンに陥らないところが流石。 　また、レギュラー・ピアニストであったケニー・バロンが、ここまでエレピが凄いというのも大発見。

　これまで入手困難だったアトランティック時代のユセフ・ラティーフのアルバムが千円シリーズで手に入るのはなんともうれしい。 　本作は76年録音で、メンバーを見るとロン・カーターやケニー・バロンなどが見えるので、ややオーソドックスな内容かとおもいきや、これが結構ぶっ飛んでいる。 　シンセの音がずいぶん目立ち、あれ、ケニー・バロンがこんなに弾けるのかな、と調べてみると、別のよく名前の知らない人が、アープ2600を操っているようだ。 　初期のエキゾな感じと、70年代のフュージョン・ファンクが綯交ぜになった聞きやすくも怪しい一枚だ。

　入手困難で陽の目が当たらなかったユセフ・ラティーフのアトランティックのアルバムが、廉価千円で次々国内発売。うれしい限りだ。 　本作は69年録音で、出身地のデトロイトをテーマにしたものだという。彼のアルバムにはスマートな物が多かった先入観があるのだが、これはかなり泥臭い。エリック・ゲイルのギターもホーン・セクションもユセフのテナーも、かなり下世話な感じ。 　一方、フルートでは相変わらずの清涼感を醸し出している。 　ベースはセシル・マクビーとチャック・レイニー。 　なお、最後の曲のみなぜか67年のセッションから。

ジャズ・マルチリード奏者のユセフ・ラティーフ、1961年の録音で「Love Theme From ’Spartacus’（スパルタカス愛のテーマ）」の名演が有名。共演者はピアノがバリー・ハリス、ベースがアーニー・ファーロウ、ドラムがレックス・ハンフェリー。演奏は奥深く異国情緒漂う異次元の世界にワープさせてくれる。またラバトなる楽器の音色を知ることができる。

オリジナルのＬＰは高額でなかなか手に入れる機会がが無い方はまず、この一枚から是非！内容はスピリチュアルな感覚はありますが全体通して楽しめます。

５曲目の Love Theme from ”Spartacus” このアルバムはこの一曲のために買っても損はない。いや、この曲のために買うアルバムです。 ジャズファンのみならず、音楽を聴く人皆に聴いてもらいたい演奏。 Excelent!!!

CTIレーベルで特にレアグルーブなアルバムとして味わい深いのが本作。ファンキーなフュージョンです。70年代ハンコックが好きな人は即ハマること間違いなし。

Love Theme From Spartacus最高ですね！ てか、上のsebajuＮ さんって本物ですか？ 大ﾌｧﾝです！！！！！