エーリヒ・ケストナー

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ぼくが子どもだったころ 岩波少年文庫

エーリヒ・ケストナー

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784001146288
ISBN 10 : 4001146282
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2023
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

「いちばん大切なのは、楽しかろうが悲しかろうが、子ども時代だ。忘れられないことは忘れてはいけない!」親子の情愛、たゆまぬ努力…軽妙かつ率直に語られるエピソードが胸にせまる。ケストナーのエッセンスがつまった傑作自伝。中学以上。

目次 : ケストナー家とアウグスティン家/ 小さなイーダと兄弟たち/ 将来ぼくの親になるふたりがついに出会う/ トランク、腹帯、ブロンドの髪/ ケーニヒスブリュッケ通りとぼく/ 先生、先生、先生ばっかり/ 大車輪と入学式のお菓子の袋/ だいたい八歳の男の子がだいたい一日にすること/ 人生のささいなことがらについて/ 深刻な結末をむかえたふたつの結婚式/ 子どもの悩み/ フランツおじさん、大金持ちになる/ アルベルト広場の邸宅/ レーマン先生のふたつの顔/ 母、水を行き、陸を行く/ 一九一四年

【著者紹介】
エーリヒ ケストナー : 1899‐1974。ドイツの詩人・作家。ドレースデンに生まれる。貧しい生活のなかから師範学校に進学するが、第一次世界大戦で徴兵される。除隊後、大学に進み、在学中より執筆活動をはじめ、新聞社に勤務。1929年『エーミールと探偵たち』で成功をおさめ、子どものための本をふくめ作品をつぎつぎと発表。やがてナチスにより迫害を受けるが、屈せずに書くことを続けた。1960年、本作とそれまでの作家活動にたいして第3回国際アンデルセン賞を受賞

池田香代子 : 1948‐。ドイツ文学翻訳家、口承文芸研究家。東京生まれ

ホルスト・レムケ : 1922‐1985。ドイツのベルリン生まれ。商業デザイナーを経て、雑誌や書籍のイラストレーターとして活躍。ヴァルター・トリアーの死後、親交のあったケストナーの児童書の挿絵を担当する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • たまきら

    あっ、ケストナーにこんな本があったんだ!とビックリして手に取りました。初版は1957年。絵も懐かしい感じ。昔子どもの頃読んだ本のかおりがします。この作家さんがどうしてこんな作家さんになったんだろう?という私の好奇心は、裏切られませんでした。思わず笑ってしまうようなエピソード、皮肉たっぷりな世間の描写はまさにケストナー節!…そんな中でお母さんを語る言葉には深い愛と悲哀が感じられてどきっとしました。彼は自分の中の子どもにも文章を書いていたのかなあ…。

  • Roko

    子ども時代のいたずらや体験が彼の作品に大いに生かされていたということが、この本を読んでよくわかりました。馬を売買してお金持ちになった伯父さん夫婦のこと、体罰をする先生のこと、働く子どもたち、母親と山を歩いたり、お芝居を見たりしたこと、父親がランドセルを作ってくれたこと。ドレースデンという美しい街で育ったこと、1945年の空襲でこの街が破壊されてしまったこと。エーリヒ・ケストナーという人の繊細さも強さも、すべてがこの子ども時代に培われたものなのです。様々な経験を彼に与えてくれた両親や町の人たちに感謝です。

  • 北風

    ロッテや点子ちゃんが好きなので、ケストナーのエッセイということで興味津々。他の作品には、やはり彼の人生が詰まっていた。探偵エーミールに、アントンなど、彼自身が反映されているのがわかる。あとは、飛ぶ教室とかね。基本、貧しくても頑張ってるのは、ケストナーの子供時代も同じなんだな。つか、犯人を尾行するって、実際にしていたなんて! 彼は、親戚のおじさんたちみたいに金持ちになろうとはしなかったのか。お母さん頑張り過ぎ。息子のために、献身的すぎて追い詰めていたのが、なんか、…いつの時代も母親の愛情は強し。

  • 月音

    前書きからあとがきまで、たっぷりのユーモアとちょっぴりシニカルのスパイスが効いた、ケストナーの子供時代を回想する自伝。愛情と依存、期待と重荷が危うい均衡を保つ、母と息子の物語とも読める。少々過剰であったケストナー夫人の子育ての結果は、生涯結婚せず、母曰く“女嫌い”のかわいい“わたしのエーリヒ”となるのだが、現代なら毒親決定かも。けれど、息子の話をきちんと聞き、休日は当時の女性では珍しいハイキングやサイクリングなどを一緒に楽しむ彼女と、子供の遊び相手をスマホにさせる現代の親と、どちらが良い親といえるか。⇒続

  • うりこ

    ケストナー4冊目。「いちばん大切なのは、楽しかろうが悲しかろうが、子ども時代だ。忘れられないことは忘れてはいけない!」父親のことはさらりと書いてある。ところが、母親のことは一心同体のように、親密に、愛情こめて記録している。P61〈ぼくは存在していて、そのことをぼくは心の底からうれしく思う。〉のことばに胸を突かれた。ナチスに自分の本を焼かれたり、命の危険もあったけれど、ドイツを愛し、子どもたちを愛し、母親を愛し、本を書くことを愛していた人は、行きつ戻りつ、とことん自分自身を語っている。すごい人だなあと思う。

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