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新しい封建制がやってくる グローバル中流階級への警告

ジョエル・コトキン

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784492444788
ISBN 10 : 4492444785
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2023
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

あなたは「新しい貴族階級」か。「新しい奴隷階級」か。私たちはどう生き残るのか。アメリカを代表する都市問題研究者によるシリコンバレー発「地獄の黙示録」。

目次 : 第1部 封建制が帰ってきた/ 第2部 寡頭支配層/ 第3部 有識者/ 第4部 苦境に立つヨーマン/ 第5部 新しい農奴/ 第6部 新しい封建制の地理学/ 第7部 第三身分に告ぐ

【著者紹介】
ジョエル・コトキン : 米国チャップマン大学都市未来学プレジデンシャル・フェロー、都市改革研究所(ヒューストン)エグゼクティヴディレクターを務め、地理学や環境・都市計画の専門家で未来学者でもある

中野剛志 : 評論家。1971年、神奈川県生まれ。元・京都大学大学院工学研究科准教授。専門は政治経済思想。1996年、東京大学教養学部(国際関係論)卒業後、通商産業省(現・経済産業省)に入省。2000年よりエディンバラ大学大学院に留学し、政治思想を専攻。2001年に同大学院より優等修士号、2005年に博士号を取得。2003年、論文“Theorising Economic Nationalism”(Nations and Nationalism)でNations and Nation−alism Prizeを受賞。著著に山本七平賞奨励賞を受賞した『日本思想史新論』(ちくま新書)などがある

寺下滝郎 : 翻訳家。1965年広島県呉市生まれ。学習院大学法学部政治学科卒業。東洋英和女学院大学大学院社会科学研究科修了。主に国際政治・外交・社会評論などの翻訳(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • belalugosi6997

    著書を表すと「右も左も違わない。結局、いつも同じ人がツケを払わされる。」寡頭支配層はプライベートジェットに乗り豪遊し、中流・下層に質素や負担を強いる。そして、この光景が何代にも渡り、より悪化を辿る。今や欧米では宗教を信仰する者は少なく、代わりに台頭したのが「環境保護主義のグリーン教」、始末におけない。対抗手段は無いのか?甘んじるだけか?封建制を終わらせたのは印刷の発明による識字率の向上である。そして、国民が声を上げ、立ち上がった。同様に国民が真実を知り、声を上げ、立ち上がる。黄色いベスト運動のように。

  • はるわか

    (解説より)現代の「聖職者」=「有識者」が正当化する21世紀の「封建制」。階級間格差(階級分化)とその固定化は、雇用の中心が製造業からソフトウェア産業へと移行したこと(市民の雇用は増えない)が原因のひとつ。巨大テック企業は少数の億万長者を生み出しただけで、そこで働く人々の多くはギグワーカーである。新しい封建制において宗教の役割を果たすのは環境保護主義。環境保護主義は一般市民に質素倹約を押し付けながら、環境保護運動を支持する超富裕層の身勝手な行為に贖宥状を与えている。環境保護運動を支持する超富裕層の偽善ぶり

  • 人生ゴルディアス

    まずもう主題がでがらし。その割に目新しいことが何もないし、前提とされている社会状況はコロナ後の今大きく変化しており、警告の役割すら果しえない。著者の運が悪いといえばそれまでだが、そもそも現代の社会流動性低下と封建制との類似性を示せているとは到底思えない。というか封建制と呼ばれるものがどこの地域・時代でも同じものだと前提してる感じが、そもそも歴史をいっちょ噛みしただけ感がすごい。あと『スモール・イズ・ビューティフル』は優れた思想のために売れたんじゃなくてたまたまオイルショックを予言する形になったからだろ

  • nonicchi

    現在の社会情勢について注視していれば、本書の内容はさほど驚くことなく読み進められると思う。いろんなエビデンスを基にアメリカ、カナダ、ヨーロッパ、中国等、世界各地で同様な状況が起こっている事も理解できた。さて、その対策は?という肝心な点にもう少し頁を割いてほしかった。こういう本を読んで考えることが出来る人達を増やしていく事が肝要かな?とも思う。

  • abkbo

    ごくわずかな超富裕層と中産階級が没落して農奴と化す二極化の世界を予想し、「有識者」がそれを助長しているというという切り口は面白い。農奴にならないための警鐘の書だと思うのだけれど、民主主義では利害相反して解けない課題は寡頭制の鉄則でしか解けないのも事実で、かなりうまくバランスさせないと新しい封建性が成立してしまう。 引用は多様でそれぞれの対する評論がけっこう目から鱗だったのも楽しめた。

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