Books

苦悩の始まり

ソニー・ラブ・タンシ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784794804891
ISBN 10 : 479480489X
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2000
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

ソニー・ラブ=タンシの描く自然と人の照応は呪いに満ち、魔術に溢れている。猥褻で暴力的な文体から滲み出る言葉の爆発、絶望と祈り。

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • 三柴ゆよし

    キスから始まるドタバタラブコメディ。9歳の少女と60歳のじいさんの卑猥なキスが神の逆鱗に触れ、苦悩の時代が幕を開ける。たくさんの人が死んだりたまに生き返ったりするのは、血と精液でこってり味付けされた闇鍋小説『一つ半の生命』と同じだが、徹頭徹尾おふざけのテンション(神話的なノリのよさ)のまま、狂人の戯言めいたエピソードや、読者に覚えさせる気ゼロの複雑な固有名詞が乱れ飛んだ挙句、異様なまでの肩透かしで落着する本書も、これはこれで凄い。そうじゃないかと思ってたが、作者はやっぱりアホだったんだね、うん。

  • きゅー

    ストーリーに明確な論理性は存在しないし、個々人の性格描写もあまりない。訳者解説にも書いてあったけれど、この作品では、なぜ二人が結婚しないからといって天変地異が起きるのかなどストーリーにとって重要なことが説明されずに、読者はそれらがそうであることを自明のこととして読むことになる。とにかくインパクトが強かった!アフリカ文学と聞くとなんとなくイメージするものがそのまま面前に。一度読んだら「鋼鉄の貞操パンツ」のことを忘れられる日は来ないだろう。

  • ばあとるび

    60の爺さんが幼女にキッスをしたかと思いきや、若い踊り子にレイプされたり…。悩みの種が多すぎて何から悩めば良いんだか。でもこの人たちはお酒飲んで踊ります。

  • rinakko

    “一切合切が一つのキスから始まった”。アフリカの小さな部落オンド=ノートに、選ばれた老人が少女にキスをするという儀式があった。だがある時、おふざけのキスが不埒なキスとなり、少女バノス・マヤは老人役の男に身も世もなく恋狂ってしまう。少女との結婚から逃げ続けるオスカル・アナに、業を煮やした神々が天変地異を起こしだし、やがて思いがけない人死にまで出る始末。オスカル・アナの研究通りの新しい島の出現、なかなか出来あがらない貞操パンツ…。「一つ半の生命」には及ばないけれど、これはこれで面白く読んだ。

  • 龍國竣/リュウゴク

    「山と台地が、死者に弔意を表すために群れをなして降りてきた」(p.187)。この小説の中ではこうした表現が散見される。小説としての作法を経ずして書かれた小説。表現も、物語も荒唐無稽過ぎる。しかし、それに優る筆の勢いがこの作品を支えている。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items