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だれのせい?

ダビデ・カリ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784910956008
ISBN 10 : 491095600X
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2023
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

何でも切り捨てる剣を持つクマの兵士が「オレさまの砦をこわしたやつをまっぷたつにきってやる」と森中を犯人さがし。出会った動物たちから知った思いがけない真実を発見し、おごりと剣を捨て勇気を持って平和を探る物語。今の世界情勢を映し出した話題作。バルト海のほとりのエストニアの著名画家と、地中海の真ん中イタリアの人気作家の名作を、「私たちの世の中もこんなだったらいいのに」という思いをこめて漫画家・文筆家ヤマザキマリが初のイタリア語翻訳に挑戦!世界が不安定な中、一番大切なメッセージを伝える絵本です。対象年齢は5歳以上。

【著者紹介】
ダビデ・カリ : 1972年スイス生まれ。イタリア育ち。絵本、児童書、グラフィックノベル作家。これまで180冊以上の著作があり、フランス、ポルトガル、スイス、アメリカ、カナダなど30カ国以上で翻訳出版されている。2006年、『Piano Piano』でボローニャ・ラガッツィ賞のSpecial Mentionに選ばれ、各国から数々の賞を受賞。『THE WRITER』は、ニューヨーク・タイムズの2022年度Best Illustrated Bookに選ばれた

レジーナ・ルック‐トゥーンペレ : 1953年エストニア生まれ。絵本画家。1981年、国立エストニア美術アカデミーのブックデザイン・イラスト学科卒業。今までに90冊以上の絵本を制作。エストニア児童書トップ5に15回選ばれている。2014年にはIBBY(国際児童図書評議会)のオナー・リストに載った。2019年にはエストニアで最も権威のあるエドガー・ヴァルターイラスト賞を授賞した

ヤマザキマリ : 漫画家・文筆家・画家。東京造形大学客員教授。1967年東京生まれ。84年にイタリアに渡り、フィレンツェの国立アカデミア美術学院で美術史・油絵を専攻。比較文学研究者のイタリア人との結婚を機にエジプト、シリア、ポルトガル、アメリカなどの国々に暮らす。2010年『テルマエ・ロマエ』で第3回マンガ大賞受賞、第14回手塚治虫文化賞短編賞受賞。2015年度芸術選奨文部科学大臣賞新人賞受賞。2017年イタリア共和国星勲章コメンダトーレ綬章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ☆よいこ

    絵本。「すべては思っていたとおり、とはいきません」気高いクマの兵士は自分の剣の腕前を試すために、森中の木を切り倒してしまう。ある日突然ダムの水あふれて、クマの砦が流されてしまった。怒ったクマの兵士は「犯人をまっぷたつにしてやる」と犯人捜しに出かける。めぐりめぐって、犯人は?▽ヤマザキマリさんの初翻訳絵本。訳者のあとがき「クマの兵士の勇気にふれて」自我や名誉という驕りを捨てる勇気を持ったクマの兵士が小鳥を抱く姿がいい▽服を着た鳥たちが可愛い。動物寓話、読み聞かせ8分。2023.2刊

  • はる

    森に住むクマの兵士は誇り高い戦士。自分の剣でなんでもかんでも手当たり次第、ついには森の木すべてを切ってしまう。ところがある日、上流のダムから水があふれ自分の砦が崩壊。砦を壊したのはだれだ?!……。いわゆる因果応報のお話。でもそれだけで終わらず、クマが自分のやったことの愚かさを悟り、みんなのために罪滅ぼしの行動をとる展開は素敵ですね。繊細な挿絵が魅力的です。

  • 天の川

    自分の剣がどれだけ凄いか試そうと森の木を切り倒したクマの兵士。大水で砦が壊され、大水の犯人捜しを進めるうちに元凶は自分のとった行動だと知り…。誰かのせいにせず、勇気をもって自分の起こした責任を取ろうとするクマは自我や驕りを捨てる勇気のある「気高い」クマだった。地球温暖化や世界情勢を暗示するような内容。シックな色合いの絵が美しい。読友さんの貼って下さったリンクがとても素晴らしかったので、私も貼らせていただこうと思います。発行者のお話も素敵です。是非、ご一読を♪→

  • ぶんこ

    かっこいいクマの兵士さんが、自分の剣の素晴らしさを試しきったのは森の木々。(クマさんの服が素敵と思ったら、他の動物さんたちも素敵な服でした)クマさんの砦が洪水で壊れた。犯人は誰だ。遡っていくと、なんと自分⁈そこからのクマさんが素晴らしかった。最後の鳥さんたちのために作った家が素晴らしくて、隅々まで堪能。絵も素晴らしくて、レジーナさんのファンになりました。

  • たまきら

    ヤマザキマリさんの初めての翻訳作品と知り手に取りました。自分のしたことがまわりまわって自分の不利益になる。世界はそんなことばかりな気がします。マイクロプラスチック。地球温暖化。戦争と難民問題…自分には無関係?いいえ、物価高や人口減というかたちで私たちのお尻に火が付き始めています。このお話はわたしたちの日々の寓話でしかないなあ…とおもいました。

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