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技術革新と不平等の1000年史 下

ダロン・アセモグル

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784152102959
ISBN 10 : 4152102950
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2023
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

生成AIは格差を拡大するか?一握りのエリートや権力者を富ませるにとどまらない「万人の繁栄」はいかにして達成可能か。ノーベル経済学賞の歴代受賞者も絶賛の世界的話題作。

目次 : 第7章 争い多き道/ 第8章 デジタル・ダメージ/ 第9章 人工闘争/ 第10章 民主主義の崩壊/ 第11章 テクノロジーの方向転換

【著者紹介】
ダロン・アセモグル : 1967年生まれ、トルコ出身。経済学者。専門は政治経済学、経済発展論、成長理論など。40歳以下の若手経済学者の登竜門とされ、ノーベル経済学賞にもっとも近いと言われるジョン・ベイツ・クラーク賞を2005年に受賞。ほかにアーウィン・ブレイン・ネンマーズ経済学賞(2012年)、BBVAファンデーション・フロンティアーズ・オブ・ナレッジ・アワード(経済財務管理部門、2016年)、キール世界経済研究所グローバル経済学賞(2019年)など受賞多数。2019年以降はマサチューセッツ工科大学(MIT)における最高位の職階であるインスティテユート・プロフェッサーを務めている

サイモン・ジョンソン : 1963年生まれ、イギリス出身。経済学者。専門は金融経済学、政治経済学、経済発展論。マサチューセッツ工科大学(MIT)スローン経営大学院ロナルド・A・カーツ教授。国際通貨基金(IMF)の元チーフエコノミスト

鬼沢忍 : 翻訳家。1963年生まれ。成城大学経済学部経営学科卒業、埼玉大学大学院文化科学研究科修士課程修了

塩原通緒 : 翻訳家。立教大学文学部英米文学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 紅咲文庫

    読み応えずっしりで咀嚼するのに10年くらいかかりそう。どんな技術も企業まかせにしては労働者のために使われない、労働者団体と企業の交渉があってはじめて、人のために使われる技術へと方向づけることができる。すでにちょっと遅いかもしれないけど(第10章 民主主義の崩壊)、こういう方法があるのだ(第11章 テクノロジーの方向転換)というところまで読めてよかった。以下はメモ■1900年代後半の経済成長は労働者組織と共に発展した。機械導入時には既にいる労働者は新しい機械の扱いを自分たちに教えることを求め、@

  • 塩崎ツトム

    「東京都同情塔」でも書かれていたことだけど、社会的成功者の「わたしは未来が見える・わかる」っていうのは自分の理想を社会に押し付けるだけの政治的権力を持っているというだけで、そういう社会を牽引させる人間にだけテックの恩恵を受けさせると、結果的に大多数の庶民は搾取されるだけというのは上巻でも書いた通り。そしてAI技術はそういう経営者の大言壮語とは裏腹にぼくらの生活を良くはしてくれない。もうボトムアップ式・民主主義式に「この道以外にもある」と、社会の進む方向を変えないといけない。

  • さとうしん

    下巻の射程範囲は20世紀から現代まで。19世紀末から戦後まで経済成長の恩恵が下々にまで及ぼされ、下層階級もそれなりに豊かな生活を送ることができたのは、企業に対する世論の高まりと労働組合などの対抗勢力の活動が活発だったからである。しかしデジタル・テクノロジーの発展、特にAIの登場によりそれも怪しくなってきた……という主旨だと思う。歴史の話と思わせてといて現在、そして未来の話の比重が大きいという作りは『サピエンス全史』と共通している。結論としてはやはり声を上げ続けることが大事ということになるだろうか。

  • takao

    進歩(新発明)は繁栄の共有をもたらさず、社会的不平等を増大させた。

  • yes5&3

    十九世紀末からの電球や電話や自動車など米国で発明が世の中を便利にした感覚はあるし、貧困国でもスマホが使われている現代は百年前の誰より豊かな生活をしている気がする。GDPも増えている。しかし、総量の豊かさだけでなく、誰が豊かになっているか、という豊かさの質にこの本は目を向ける。十九世紀末から労働運動、社会保障、福祉国家などの動きと連動していた頃は社会全体が豊かになっていた。テクノロジーが必ず格差を生むわけではない。読了日の日経ビジネス「瀕死のインターネットーAIがばらまく嘘と悪意」でAIの脅威を特集

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