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ヴィクトリア朝時代のインターネット ハヤカワ文庫nf

トム・スタンデージ

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784150506094
ISBN 10 : 4150506094
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

19世紀、ヴィクトリア女王の治世。モールス符号を用いた電信の登場はかつてない距離を即時に越えるコミュニケーションを可能にし、世界をつないだ。通信社間のスクープ合戦、詐欺やいかさま、オンライン恋愛、ハッキングなど、その社会的影響はインターネットがもたらしたものと驚くほど似ていた!腕木通信を退け電話にいたる、夢想家たちが織りなした発明史に情報時代の起源を見出し、読者のメディア観を刷新する名著。

目次 : 第1章 すべてのネットワークの母/ 第2章 奇妙に荒れ狂う火/ 第3章 電気に懐疑的な人々/ 第4章 電気のスリル/ 第5章 世界をつなぐ/ 第6章 蒸気仕掛けのメッセージ/ 第7章 暗号、ハッカー、いかさま/ 第8章 回線を通した愛/ 第9章 グローバル・ヴィレッジの戦争と平和/ 第10章 情報過多/ 第11章 衰退と転落/ 第12章 電信の遺産

【著者紹介】
トム・スタンデージ : ジャーナリスト・作家。1969年生まれ、オックスフォード大学卒。英『エコノミスト』副編集長。テクノロジー、科学、ビジネスを歴史の観点から論じることを専門とし、『ニューヨーク・タイムズ』『ガーディアン』『ワイアード』などに寄稿する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • へくとぱすかる

    エジソンもカーネギーも若いころに従事していた世界最初の光速通信。ヴィクトリア朝時代に急速に広がり、実用化された「電気式テレグラフ」、要は電信によるコミュニケーションは、現代のネットと驚くほど似ていた! 21世紀の電報は化石的に残っているだけだが、最盛期の利用のされ方はまさにネットそのもの。想像もしていなかった。のちに電話が発明されると黄金期は去っていき、まさにヴィクトリア朝時代に熱は収まる。著者の言う「テレコミュニケーションの民主化」が、バソコン・スマホ時代の今、今度こそ理想的に実現してほしいと思う。

  • よっち

    19世紀ヴィクトリア女王の治世。現代のインターネットがもたらしたものと驚くほど酷似したモールス符号による電信を巡る夢想家たちが織りなした発明史。距離を即時に越えるコミュニケーションを可能にして世界を繋いだ電信の登場。それはビジネスの手法を劇的に変化させただけでなく、通信社間のスクーブ合戦、当時の最新通信技術を利用した詐欺やいかさま、オンライン恋愛、ハッキングなど、それを利用しようとする人々の縮図になっていて、そういう時は往々にして技術の功罪が問われがちですけど、良くも悪くもそれを使う人次第なんですよね…。

  • 緋莢

    <19世紀にはテレビも飛行機もコンピュータも宇宙船もなかったし、抗生物質もクレジットカードも電子レンジもCDも携帯電話もなかった。ところが、インターネットだけはあった。>という文章から始まるこの本。タイトルも含めて、改変歴史SFっぽいですが、小説ではなくノンフィクション。勿論、現在のインターネットとは違いますが、<ヴィクトリア女王の治世には新しいコミュニケーションの技術が開発され、とてつもない距離を即時に超えるコミュニケーションを可能にし(続く

  • Riko

    電信の歴史。面白かった。確かに現代のインターネットをほうふつとさせる。

  • nizi

    内容はほとんど電信、特にモールスの話。電信(と電話)が一般に認知されたとき、「世界の距離は近くなったのだから、隣人を憎むべきではない」という言説が出現したのが興味深い。インターネットの時も同じようなのがあった。

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