ニコラス・ワプショット

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サミュエルソンかフリードマンか 経済の自由をめぐる相克

ニコラス・ワプショット

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784152102638
ISBN 10 : 4152102632
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2023
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

1966年、“ニューズウィーク”のコラムで、ある二人の経済学者の静かな、しかし熱烈な対決が始まった。政府の積極的な財政政策と市場介入を支持し、近代経済学を進化させた男、ポール・サミュエルソン。対するは自由経済の力を信じ続け、マネタリズムを生み出した男、ミルトン・フリードマン。後にノーベル経済学賞を受賞することになる二人が生涯にわたって繰り広げた論争と、彼らの経綸が世界に与えた影響、そして知られざる交流の実態が豊富な資料を基に描き出される。

目次 : オズの国/ シカゴの教室で見つけたもの/ 失われた楽園/ 反ケインズ主義/ 対決するコラムニスト/ 介入するべきか、せざるべきか/ 貨幣がすべて/ 結論は急がずに/ トリッキー・ディッキー/ シカゴ・ボーイズ/ FRBにはもううんざり/ ハッピーエンドにならなくて/ 終点/ 食料品屋の娘/ チープ・マネーでテロに打ち勝つ/ すべてとんとん拍子に進む/ ぐらつく資本主義

【著者紹介】
ニコラス・ワプショット : 1952年イギリス生まれ。ジャーナリスト、作家。“タイムズ”“オブザーバー”“ニューズウィーク”などで記者・編集者として活躍後、アメリカに拠点を移し、現在はニューヨーク在住

藤井清美 : 翻訳家。京都大学文学部卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • KAZOO

    経済学における大家の二人サミュエルソンとフリードマンの理論やその論争を彼ら自身の経歴などを交えながら説明してくれています。二人の著書はかなり学生時代に読んだものでした。二人ともユダヤ人ですが、サミュエルソンはかなり裕福な学生生活を送ったようですがフリードマンは苦労してアルバイトなどをかなりしたようでした。私は知りませんでした。逆のような気もしたのですが。政治との絡みなどを交えてかなり克明に当時の状況を活写してくれています。私には楽しい読み物でした。

  • Yuki2018

    20世紀後半の経済論壇を異なる立場からリードした二人。サミュエルソンは市場より民主的プロセスを重んじるリベラルな立場。一方のフリードマンは小さな政府と個人責任重視のリバタリアンである。感想として極端な主張は得てして正解ではない。ウォール街が自由に振る舞った結果が金融危機だったのは確かで、フリードマンはやはり市場を信頼しすぎだ。一方で政府プログラムを押し通す浪費家が非効率を押し付ける社会を招くこともあり、そこから社会主義への距離は近い。どちらかに偏らない中道主義と適度な規律こそ重要であるが、それが難しい。

  • 古本虫がさまよう

    多忙な経済学者故に、週刊誌(ニューズウィーク)のコラムなど引き受けるヒマはなしとフリードマンは当初は考えたようだが、奥さんの説得やらで引き受けることに。サミュエルソンはもう少し乗り気だったようだ。 著者(ニコラス・ワプショット)は、ニューズウィークのそれまでのビジネス・コラムニストだったヘンリー・ハズリットを小馬鹿にしているようだが、ううむ、それはケシカラン? 彼の本は最近だと『世界一シンプルな経済学』 (日経BP社)が刊行されている。

  • chiro

    サミュエルソンとフリードマン。同じ時代を生きた経済学者の主張が果たしてどちらがより妥当なものとして今に至っているかを評伝の形で伝えている著作。二人の名前を耳にすると圧倒的にフリードマンの影響が大きく作用していると思いがちだがそれはアメリカという国が持ち続けているスピリットに適合している事が大きのだと思う。結果としてはFRBにしても国家としての施策を講じる際にはサミュエルソンを選んでいた事はまさにこの本に描かれている通りである。

  • yes5&3

    同世代の経済学者二人の生い立ちや政策への関与の伝記的叙述なので経済理論の知見がなくても楽しめる。裕福な支援と学費に苦労した学生時代、大恐慌の教訓からインフレと失業率への経済政策。学派の違いのみならずサミュエルソンの総括的な態度対フリードマンの貨幣数量説の徹底ぶり。ただし、強硬かつ単純な?理論はニクソンに採用されず、チリや英国サッチャー政権に影響が及ぶも失敗。レーガンから親子ブッシュを経て、リーマンショックを見届けずに没す。長年の盟友として人生の最後に書簡を交わすエピソードが存在するというのが物語的

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