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Symphonies : Goberman / Vienna State Opera Orchestra (14CD)

Haydn (1732-1809)

User Review :4.0
(3)

Item Details

Genre
:
Catalogue Number
:
88843073942
Number of Discs
:
14
Format
:
CD
Other
:
Import

Product Description


ハイドン:交響曲録音集(14CD)
マックス・ゴバーマン&ウィーン国立歌劇場管弦楽団


『ウェストサイド・ストーリー』の初演を手掛けた男が目指したハイドン
ピリオド楽器演奏を先取りし、1960年初頭にウィーンで録音された幻のハイドン交響曲録音の全貌が半世紀を経て復活!
 その革新的で独創性溢れる音楽活動でその名を残すアメリカの指揮者、マックス・ゴバーマン(Max Goberman 1911-1962)はフィラデルフィアで生まれ、神童として幼少時より音楽への才能を開花させ、カーティス音楽院でレオポルト・アウアーにヴァイオリンを、フリッツ・ライナーに指揮を学びました。10代でストコフスキー時代のフィラデルフィア管弦楽団のヴァイオリニストとなり、ライナーの勧めで指揮者に転向、自らニューヨーク・シンフォニエッタを設立し、コープランドやモートン・グールドなどの新しい音楽を積極的に紹介しました。ニューヨークシティ・オペラとバレエ劇場(アメリカン・バレエ・シアターの前身)での音楽監督として活動する傍ら、ブロードウェイ指揮者として人気を博し、「ビリオン・ダラーベイビー」「ホエアズ・チャーリー?」「ブルックリン横丁」などのヒット作を手がけました。中でも最も有名のが、バーンスタインの『ウェストサイド・ストーリー』と『オン・ザ・タウン』です。『ウェストサイド・ストーリー』のブロードウェイ・キャストの録音でも指揮しています。
 さらにゴバーマンは、ヴィヴァルディの全オーケストラ作品とハイドンの交響曲全曲をレコード録音し発売するために、会員性のメールオーダーで販売する自主レーベル「名作録音ライブラリー(Library of Recorded Masterpieces)」を設立。ウィーンとニューヨークで両プロジェクトに乗り出しましたが、ヴィヴァルディは『四季』を含む75曲を、ハイドンは45曲を録音したところで心臓発作に倒れ、51歳の若さで1962年の大晦日に急逝しました。
 今回14枚組のボックス・セットとして世界で初めてCD化されるのは1960年から62年にかけて録音されたハイドンの交響曲の全てで、45の交響曲と序曲3曲が収録されています。音楽の本場ウィーンで、ウィーン国立歌劇場管弦楽団を起用して録音されたこれらの交響曲は、当時最新鋭の録音技術だった3トラックによるマルチ録音で収録され、演奏・音質ともに高いクオリティに到達していました。ゴバーマンは、ハイドンの交響曲を古典派の傑作として真摯にとらえ、当時としては最新の音楽研究の成果を取り入れることで、現在のピリオド楽器演奏の原型ともいうべき、スリムで新鮮な演奏を繰り広げています。
 ゴバーマンの急逝によってこの全集は未完に終わり、一部が1960年代にCBSの廉価レーベル「オデッセイ」でLP発売されましたが、LP用のマスターを作成する際にセンター・チャンネルをミックスしなかったため、木管と金管のバランスがきちんと反映されず、演奏の真価が伝わりませんでした。今回の世界初CD化にあたって、3トラックによるオリジナリル・アナログ・マスターテープから再度ミックスダウンとリマスターが行われ、歴史的に非常に重要な意味を持つゴバーマンの遺産が驚くほどの鮮度で蘇ります。(SONY)

【収録情報】
Disc1
ハイドン:
● 交響曲第1番ニ長調
● 交響曲第2番ハ長調
● 交響曲第3番ト長調
● 交響曲第4番ニ長調
● 歌劇『勘違いの不貞』序曲

Disc2
● 交響曲第5番イ長調
● 交響曲第6番ニ長調『朝』
● 交響曲第7番ハ長調『昼』

Disc3
● 交響曲第8番ト長調『晩』
● 交響曲第9番ハ長調
● 交響曲第10番ニ長調
● 交響曲第11番変ホ長調
● 歌劇『薬剤師』序曲

Disc4
● 交響曲第12番ホ長調
● 交響曲第13番ニ長調
● 交響曲第14番イ長調
● 交響曲第15番ニ長調

Disc5
● 交響曲第16番変ロ長調
● 交響曲第17番ヘ長調
● 交響曲第19番ニ長調
● 交響曲第20番ハ長調
● 交響曲第21番イ長調

Disc6
● 交響曲第22番変ホ長調『哲学者』
● 交響曲第23番ト長調
● 交響曲第24番ニ長調
● 交響曲第26番ニ短調『悲しみ』

Disc7
● 交響曲第27番ト長調
● 交響曲第32番ハ長調
● 交響曲第34番ニ短調
● 交響曲第35番変ロ長調

Disc8
● 交響曲第37番ハ長調
● 交響曲第40番ヘ長調
● 交響曲第41番ハ長調

Disc9
● 交響曲第48番ハ長調『マリア・テレジア』
● 交響曲第49番ヘ短調『受難』
● 交響曲第51番変ロ長調

Disc10
● 交響曲第52番ハ短調
● 交響曲第55番変ホ長調『校長先生』

Disc11
● 交響曲第56番ハ長調
● 交響曲第57番ニ長調

Disc12
● 交響曲第60番ハ長調『うかつ者』
● 交響曲第65番イ長調

Disc13
● 交響曲第92番ト長調『オックスフォード』
● 交響曲第96番ニ長調『奇蹟』
● 歌劇『アチデとガラテア』序曲

Disc14
● 交響曲第98番変ロ長調
● 交響曲A 変ロ長調(第107番)
● 交響曲B 変ロ長調(第108番)

 ウィーン国立歌劇場管弦楽団
 マックス・ゴバーマン(指揮)

 録音時期:1960〜1962年
 録音場所:ウィーン
 録音方式:ステレオ(アナログ/セッション)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

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3トラックテープ録音(オリジナル)、2ト...

投稿日:2016/03/11 (金)

3トラックテープ録音(オリジナル)、2トラックへのミックス・ダウン及びLPより板起こし。 上記3種類の音源があります。 CDを聴いた限りではLPからの板起こし以外は判別がつきますせんでした。 交響曲第24番ニ長調、 交響曲第26番ニ短調『悲しみ』、 交響曲第32番ハ長調、 交響曲第35番変ロ長調、 交響曲第41番ハ長調、 交響曲第48番ハ長調『マリア・テレジア』、 交響曲第51番変ロ長調、 交響曲第52番ハ短調、 交響曲第60番ハ長調『うかつ者』、 交響曲第65番イ長調、 交響曲第96番ニ長調『奇蹟』、 交響曲第98番変ロ長調、 以上の12曲が板起こしです。

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「ウィーン国立歌劇場管弦楽団」はご存知の...

投稿日:2015/02/18 (水)

「ウィーン国立歌劇場管弦楽団」はご存知の通り「ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団」の母体となっているオーケストラですが、このCDのオケは実質「ウィーンフィル」のようです。当時ウィーンフィルはDECCAと専属契約を結んでいましたが、「ウィーン国立歌劇場管弦楽団」の名前を使うことで他のレコード会社に録音していました。DECCAのプロデューサーだったジョン・カルショーの自伝にそのあたりが詳しく載っています。お聴きになれば分かりますが、歌劇場の2軍(失礼!)を交えたオケの演奏とは思えない高い完成度の演奏です。最近のピリオド演奏は苦手だけど、カラヤン先生のようにコントラバスを6〜8本も並べるようなハイドンもちょっと重すぎる・・・という方にオススメです(笑)ウィーンフィルのファンももちろん楽しめるでしょう。上のHMVレビューには3トラックのマスターテープからリマスターと書いてありますが、付属解説には「多くのオリジナル3トラックテープは失われていた。3トラックのマスターテープとオデュッセイ製LP用2トラックマスターテープ、それに名作録音ライブラリーの状態のいいLPを組み合わせ、熟練の技術と最新の機材を用いて完成にこぎ着けた(抜粋)」とあります。

G.W. さん | 東京都 | 不明

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 この録音は、私はLP時代の初期に米国CBS...

投稿日:2014/11/23 (日)

 この録音は、私はLP時代の初期に米国CBSから出ていた、品質の悪いLPで持っていますが、それがCD化されていい音質で聴けるとは、何と素晴らしい事でしょう!  L.ランドンが解説を書いていたので、もしかしたらドラティの前に、このゴーバーマンで全集を目指していたのでは?と思います。  当時としては明快で作曲者の意図を理解した演奏です。特筆すべきは、超高音域が使われている、第5番イ長調の第一楽章のホルンの美しさです。その音色は、まるで天国から響いて来る様な澄んだ美しい高音です。様々な演奏者の第5番の中で、最も美しいと思います。

うつりぎ ゆき さん | 京都府 | 不明

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Symphonies Items Information

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