レイモンド チャンドラー

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ロング・グッドバイ

レイモンド チャンドラー

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784150704612
ISBN 10 : 4150704619
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2010
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Product Description

村上春樹の新訳で話題を呼んだ新時代の『長いお別れ』が文庫版で登場。

『ロング・グッドバイ』は別格の存在である。そこには疑いの余地なく、見事に傑出したものがある。――村上春樹(「訳者あとがき」より) 
社会現象となった『長いお別れ』新訳版、文庫に登場。
私立探偵のフィリップ・マーロウは、億万長者の娘シルヴィアの夫テリー・レノックスと知り合う。あり余る富に囲まれていながら、男はどこか暗い蔭を宿していた。何度か会って杯を重ねるうち、互いに友情を覚えはじめた二人。しかし、やがてレノックスは妻殺しの容疑をかけられ自殺を遂げてしまう。が、その裏には悲しくも奥深い真相が隠されていた・・・。

Content Description

『ロング・グッドバイ』は別格の存在である。そこには疑いの余地なく、見事に傑出したものがある。――村上春樹(「訳者あとがき」より) 社会現象となった『長いお別れ』新訳版、文庫に登場。

私立探偵のフィリップ・マーロウは、億万長者の娘シルヴィアの夫テリー・レノックスと知り合う。あり余る富に囲まれていながら、男はどこか暗い蔭を宿していた。何度か会って杯を重ねるうち、互いに友情を覚えはじめた二人。しかし、やがてレノックスは妻殺しの容疑をかけられ自殺を遂げてしまう。が、その裏には悲しくも奥深い真相が隠されていた……村上春樹の新訳で話題を呼んだ新時代の『長いお別れ』が文庫版で登場。

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ヴェネツィア

    以前に清水俊二訳(こちらの邦題は『長いお別れ』)で読んだので作品としては再読。随分印象が違うものだ。というより、本書の場合はチャンドラーを読んだのだが、同時に村上春樹の小説を読んだかのようでもある。節回しが春樹調なのだ(あたりまえか)。フィリップ・マーロウの印象もぐっと身近なものに感じられる。なにより、その抑えた情感が時として溢れてしまうところがいい。単なるタフガイではないのだ(前回はそんな風に受けとめていた)。まさに「武士は食わねど高楊枝」を地で行くかのようなマーロウ。この造型は唯一無二である。

  • Kircheis

    ★★★☆☆ チャンドラーの最高傑作。 お洒落で含蓄のある文体は芸術の域である。 個人的には序盤からオチが大体読めるし、もう少しコンパクトにまとめた方が良かったと感じるのでそこまで好きというわけではないが、古典文学として素晴らしいとは思う。それこそチャンドラーが意識していたと言われるヘミングウェイの作品と比べても引けはとらない気がする。 これまでの作品では基本的に格好いい男性像を体現していたマーロウが、本作では悩める泥臭い中年男性として描かれていて親近感を感じた。

  • おしゃべりメガネ

    R・チャンドラー氏の作品は本作が初読みでした。しかも村上春樹さんが訳しているので、どこをどう読んでも村上春樹節が前面(全面?)に出ていて、原作者の文体や世界観が悪い意味ではなく、伝わりにくくなっていると感じました。村上さんが書いた少しソフトなハードボイルド小説のように捉えてしまいましたが、村上さんが書いているワケではなく、訳しているのでまどろっこしい?表現・文章は幾分控えめ?で読みづらくはないかと。しかし、肝心なハードボイルドな世界観が少し薄く感じてしまいましたが、オリジナルもこんな感じなんですかね?

  • 小梅

    チャンドラーの誕生日イベに合わせて読了しました。こんな文豪と同じ誕生日だなんて光栄だわ〜ハードボイルドな作品はあまり読まないのですが、とても良かったです。とにかくギムレットが飲んでみたくて仕方がないので近々何処かで飲んでみようと思ってます。本当のギムレットを♪( ´▽`)

  • やきいも

    ミステリー小説の歴史的な名作といわれてます。訳者は村上春樹。殺人の容疑をかけられた友人レノックスの無実を信じる主人公の探偵マーロウ。レノックスの事件を調べている途中で彼も様々な事件に巻き込まれていく...。チャンドラーの織り成す文章は美しい。そして作品の主題ともいえる「友情」の結末が胸にしみます。ただ、凝ったトリック等は作品中にでてこないし、純粋にミステリー小説としての面白さを期待しているとがっかりするかも。この本は「ミステリー小説の枠組みをとり入れた純文学作品」だと思います。

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