Books

パン屋の手紙 往復書簡でたどる設計依頼から建物完成まで

中村好文

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784480878632
ISBN 10 : 4480878637
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2013
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

どうぞ私たちの夢、小さなパン小屋をお願いいたします。―ある日、東京の建築家・中村好文のもとに北海道のパン職人から、設計依頼の手紙が届いた。試行錯誤を二人三脚で愉しむ建築家とクライアントの普請の記録。

目次 : はじめまして。北海道真狩村に住む神幸紀と申します…/ 「パン小屋」の設計、喜んでお引き受けします/ 私はパン窯にも神が宿るのだと信じずにはいられません/ 誠実な暮らしを丸ごと受け容れている、簡素極まりない住宅に目を瞠る思いでした/ 自分たちの住む所くらいは自分たちの手で作ってみたい、という好奇心のほうが強かったように思います/ 問題はその木造を縁の下で支えている基礎部分です/ もう少しパン屋の仕事、一日の流れ、そういったことを話さなければと思っています/ 懸念していたとおり、納屋の基礎の補強が思いのほか難問題で…/ 新築のパン小屋でも、気負うことなく、今と変わらぬ気持ちで働けたらと願っています/ 建物から中村さんの「肉声」を聴いたような気がしています〔ほか〕

【著者紹介】
中村好文 : 1948年、千葉県生まれ。建築家。1972年、武蔵野美術大学建築学科卒業。宍道建築設計事務所勤務後、都立品川職業訓練校木工科で学ぶ。吉村順三設計事務所を経て、81年、設計事務所レミングハウスを設立。87年「三谷さんの家」で第1回吉岡賞受賞。93年「一連の住宅作品」で第18回吉田五十八賞特別賞を受賞

神幸紀 : 1974年、北海道真狩村に住むパン職人。「Boulangerie JIN」店主。もともとフレンチの職人であったが、パン作りに取りつかれ、パリの名店で修業。2004年に勤めていたフレンチの店を辞めてパン屋を開く決意を固め、自力でガレージキットを用いて住まいと店を作る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • momogaga

    「往復書簡」「北海道」「パン屋」のワードにひかれて手に取りました。往復書簡を通して、建築家と依頼主のパン屋さんとの丁々発止のやり取りに魅了されました。設計料の半額相当をパンで分割払いする提案のシーンは心に響きました。こんなドラマがある「Boulangerie JIN」へ早く訪れたい。

  • たまきら

    中村さんが大好きなので楽しみにしていた一冊。ツリーハウスが出てきたとたん娘さんが奪い取り大喜び。トイレが終わったらピザ窯、窯が終わったらツリーハウス…ですが、彼女が小学生のうちに作ってあげたいなあ。娘さんは特にたくさんのアイデア画と模型にワクワクしていました。こういうの大好きみたいです。

  • bunboo

    この表紙にまずやられました。建築家中村好文さんと真狩村でパン屋を営む神さんとの手紙を通してのやり取りで、パン小屋が出来上がっていく様子を一緒に楽しんだ。図面、スケッチ、写真もふんだんに載っていて、ワクワクしてしまう。最終的には親戚のおじさんみたいな存在にまでなってしまうお二人の関係が羨ましい。

  • 時任ウロ

    パン屋さんと設計士の往復書簡。建築どうのこうのというよりは二人のやりとりを楽しむ感じで、信頼関係がはっきりと見えるのがすごくいい。おいしそうなパンの写真もいいし、出来上がったパン屋も素敵。

  • ganesha

    面識がなかった北海道真狩村のパン職人と建築家の、パン小屋を建てるための手紙のやりとり。血の通った温かい文章から段々強くなっていく信頼関係を感じられてとても満足して読了。「パンを焼くことへの「祈り」のような気持ち」が表された2本の梁を渡した窯のイラストが描かれた葉書が一番印象的だった。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items