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学びとは何か 岩波新書

今井むつみ

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784004315964
ISBN 10 : 4004315964
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2016
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

「学び」とはあくなき探究のプロセスだ。たんなる知識の習得や積み重ねでなく、すでにある知識からまったく新しい知識を生み出す。その発見と創造こそ本質なのだ。本書は認知科学の視点から、生きた知識の学びについて考える。古い知識観―知識のドネルケバブ・モデル―から脱却するための一冊。

目次 : 第1章 記憶と知識/ 第2章 知識のシステムを創る―子どもの言語の学習から学ぶ/ 第3章 乗り越えなければならない壁―誤ったスキーマの克服/ 第4章 学びを極める―熟達するとはどういうことか/ 第5章 熟達による脳の変化/ 第6章 「生きた知識」を生む知識観/ 第7章 超一流の達人になる/ 終章 探究人を育てる

【著者紹介】
今井むつみ : 1989年慶應義塾大学大学院博士課程単位取得退学。1994年ノースウェスタン大学心理学部Ph.D.取得。現在、慶應義塾大学環境情報学部教授。専攻は認知科学、言語心理学、発達心理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • KAZOO

    新書の割には内容が非常に学術的な感じでしっかりしている本ではないかと思いました。どちらかというと軽く読めるハウツー的な本をイメージしていたのですが、内容がかなり専門的な感じです。またたしかに私などは古い知識観にとらわれていると感じることがあります。人前でしゃべるときなど特に感じます。この本を読んで少しは今後の学びの在り方を少しは模索できた気がします。

  • とくけんちょ

    いわゆる賢い人になるためにはどうしたらいいのか。学びについて考えてみようと手にとった。行間を補うための常識的な知識、スキーマというみたいだが、このスキーマと学びについての関連性は、なるほどと思った。赤ちゃんが母国語を習得するプロセスやはたまた熟達することで脳自体の働きはどうなるのかといった興味深いところがまとめられており、楽しめた。タイトルは固いが、読みやすい。残念ながら熟達に近道はないみたい。

  • ちゅんさん

    最近子どもたちに勉強を教えてるので読んでみました。"探究人を育てるには自分が探究人になるしかない"に、やっぱりそうだよなぁ、と。"よい学びとは何か"を考えるいいきっかけになりました。

  • 壱萬弐仟縁

    認知科学とは心の働きとその背後にあるしくみを理解することを目的とした学問(@頁)。英検、TOEICで高得点の人が英語を自由に使えない人は、要素知識は多いが、システムになっていないため(40頁)。つまり、部分最適、全体不適なのだろう。創造力の源泉は既存知識を使って想像すること。熟達者の向上の源泉も想像力。想像力と現存知識を組み合わせ、無限に新知識を創造できる(154頁)。熟達の先にある創造性:創造性は状況に合わせて独自のスタイルで問題解決できる能力(188頁)。

  • rigmarole

    印象度A-。著者も「はじめに」で断っているように、本書は即効性のある勉強術のハウツー本ではありません。しかし人間の学習過程を認知科学・発達心理学の研究成果や達人のエピソードに基づいて様々に分析し、その結果からよい学びとは何かについて論じており、仕事上も、個人的にも、非常に示唆に富む本でした。畢竟するに「学ぶ力」とは、知識の断片を効率的に蓄積する能力ではなく、知識のシステムや理解の枠組み(スキーマ)を構築し修正する能力であるということ。そのための直感と批判的思考は車の両輪であるとの主張にも大いに同意します。

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