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心の歴史

佐々木邦

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784622048329
ISBN 10 : 4622048329
Format
Books
Release Date
July/2002
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

独身社長独身代議士と渾名された「私」にも、幾つかのロマンスがあり、青春から今日までの“心の歴史”があった…。ユーモア小説の第一人者・佐々木邦の名作『心の歴史』に、珠玉のエッセイ2篇を併録。

【著者紹介】
佐々木邦 : 1883年、静岡県駿東郡(現・沼津市)生まれ。明治学院高等学部卒。1917年より慶応義塾大学予科教授、英語、英文学を講じる。教職のかたわら『いたづら小僧日記』(1909年)、「珍太郎日記」(1920年)、「のらくら倶楽部」(1924年)など、児童文学、ユーモア小説のジャンルの第一人者として活躍する。1928年には教職を辞し、以後作家生活に専念。1930‐31年、講談社版『佐々木邦全集(全10巻)』。1931‐33年、半自伝的大河小説「地に爪跡を残すもの」。戦後は母校の明治学院大学教授に迎えられ(1949‐62年)、『心の歴史』(1949年)、「赤ちゃん」(1957年)などの名作を書く。1961年、児童文芸功労賞を受ける。1962年には、自作の『心の歴史』をみずから英訳して、ニューヨークのバンテージ社から出版。1964年、心筋梗塞のため没。81歳

外山滋比古 : 1923年愛知県に生まれる。47年東京文理科大学英文科卒業。同大学特別研究生修了。51年雑誌「英語青年」編集長。ついで「英語文学世界」「月刊ことば」を創刊、編集。その間、56年東京教育大学助教授、68年お茶の水女子大学教授。89年同大学名誉教授、同じく昭和女子大学教授。99年同大学退職。62年文学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ぱせり

    人と出あい、関わり、別れ、その再現のないつながりのなかで私も生きている。たくさんの誤解、思いこみの連続でもあった。それでも、好意と懐かしさで思いだせる多くの顔があることは幸せだ、と思う。

  • Susumu Kobayashi

    英文学者にしてユーモア作家として知られる佐々木邦の小説『心の歴史』に、短いエッセイ2編を収録。最初に置かれたエッセイは「芭蕉の蛙」と「テーブル・スピーチ」で、前者は芭蕉の蛙の種類を特定しようとするもの、後者はいかにして突然のテーブル・スピーチを退けるかについて。ユーモラスで面白い。大部分を占める長編は半自伝的作品なのかもしれない。著者みずから英訳してアメリカで出版したとのこと。若い頃の恋愛がらみの失敗談などがおもしろおかしく描かれ、ついつい読んでしまった。実家に『佐々木邦全集』があるから、いずれ読むかな。

  • Hiro

    長く積ん読していた本書を突然人に譲ることになって慌てて一読すると、これが実に面白い。一気読みしてしまった。戦前に英語教師から会社重役、そして代議士になり、戦後公職追放にあって閑居する老人の自叙伝という体裁で、一生を通じての様々な異性交流の有り様が綴られる。家制度の下での結婚のしきたりや交際のあり方、また戦前の中流上層家庭の様子などが、手に取るように、そして面白く描かれて飽きさせない。自分のことを倫理的でスマートに見せようとして、実はそうでないことが段々と分かってくる終盤が特に凄い。それに会話の扱いも見事。

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