Books

漱石の読書と鑑賞 中公文庫

佐藤春夫

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784122074545
ISBN 10 : 4122074541
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2023
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

僕の門下生からこんな面白いものをかく人が出るかと思うと先生は顔色なし。――新刊の感想から、門下生の作品添削、雑誌への売り込みまで。漱石書簡中の同時代小説評を佐藤春夫が解説。「野菊の墓(抄)」「銀の匙」「芋粥」ほか登場作品十六篇を併せて収録する。〈巻末付録〉エッセイ=内田百閨^漱石宛て書簡=芥川龍之介・久米正雄目次より 序に代えて(小宮豊隆) 序(高濱虚子)漱石書簡の解説 明治二十四年/明治二十五年――明治三十八年/明治三十九年/明治四十年/明治四十一年/明治四十二年/明治四十三年/明治四十四年/大正元年/大正二年/大正三年/大正四年/大正五年 漱石の観たる鏡花について再言 後記書簡中に見る 諸家作品選集 どんぐり(寺田寅彦)/げんげん花(河東碧梧桐)/ほねほり(高浜虚子)/野菊の墓〔抄〕(伊藤左千夫)/嵐(寺田寅彦)/七夕さま(野上弥生子)/大内旅宿(高浜虚子)/そらだき〔抄〕(大塚楠緒子)/春〔抄〕(島崎藤村)/小鳥の巣〔抄〕(鈴木三重吉)/老猫(内田百閨j/佐渡が島(長塚 節)/黴(徳田秋声〔抄〕)/銀の匙〔抄〕(中勘助)/芋粥(芥川龍之介)/鼻(芥川龍之介)巻末付録 読漱石書翰集(佐藤春夫)/「老猫物語」に就いて(内田百閨j/漱石宛て書簡(芥川龍之介・久米正雄)

【著者紹介】
佐藤春夫 : 1892(明治25)年和歌山県東牟婁郡新宮町(現・新宮市)に生まれる。1910年上京後、与謝野寛・生田長江に師事。また永井荷風に学び、慶應義塾大学在籍中から「スバル」「三田文学」で詩歌と評論に早熟の才を示した。18(大正7)年、谷崎潤一郎の推挙により文壇に登場。洒脱なロマンに独自の作風を示し、新進流行作家となった。35(昭和10)年より芥川賞の初代選考委員を務め、戦中・戦後にわたって長く文壇で重きをなした。著作は、詩歌から小説、戯曲、評伝、童話など多岐にわたる。64年死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • KAZOO

    夏目漱石が明治24年から大正5年にかけて様々な友人や弟子たちに出した書簡についてやはり文学者の佐藤春夫が解説をしています。特に新人作家などに対する漱石の考え方などについての解説が多く、その作家たちの作品もこの中に収められています。ですのでその作品とこの書簡(漱石の考え)を読むことによりまあ楽しさが膨らむということになっています。作品は寺田寅彦、高浜虚子、内田百閨A中勘助、芥川龍之介など弟子たちのものが多くあります。

  • 夏草

    「漱石が他人の作品を読む場合、漱石の採点は相当甘い」と言うから、どう甘いのかワクワクして読み始めたら、最初に取り上げられている夏目さんから正岡さん宛の手紙文が候文で、句読点も無いし、いきなりもうダメかと思った。夏目さんの書簡の言葉遣いに翻弄されたが、それだけ色んな人や作品と関わってきたのだろうな…と感じた。夏目さんの好きな作品は春の雨みたいに静かで柔らかい雰囲気が多くて、夏目さん好みの作品のしっとり感、私も好きになってきた。最後に掲載されている芥川と久米からの夏目先生宛ての書簡は若者の可愛さが詰まってた。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items