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ISBN 10 : 4760155333
Content Description
「すみません」では済まないとき何をすれば謝ったことになる?責任、償い、約束、赦し、後悔、誠意への懐疑―謝罪の機能や不適切な謝罪の特徴を解き明かし、学際的な知を総動員して、「謝罪の全体像」に迫る!
目次 : 第1章 謝罪の分析の足場をつくる(“軽い謝罪”と“重い謝罪”―J・L・オースティンの議論をめぐって/ マナーから“軽い謝罪”、そして“重い謝罪”へ―和辻哲郎の議論をめぐって/ 謝罪にまつわる言葉の文化間比較)/ 第2章 “重い謝罪”の典型的な役割を分析する(責任、償い、人間関係の修復―「花瓶事例」をめぐって/ 被害者の精神的な損害の修復―「強盗事例」をめぐって1/ 社会の修復、加害者の修復―「強盗事例」をめぐって2)/ 第3章 謝罪の諸側面に分け入る(謝罪を定義する試みと、その限界/ 謝罪の「非本質的」かつ重要な諸特徴/ 誠実さの要請と、謝罪をめぐる懐疑論)/ 第4章 謝罪の全体像に到達する(非類型的な謝罪は何を意味しうるのか/ 謝罪とは誰が誰に対して行うことなのか/ マニュアル化の何が問題なのか―「Sorry Works!運動」をめぐって)
【著者紹介】
古田徹也 : 1979年、熊本県生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科准教授。東京大学文学部卒業、同大学院人文社会系研究科博士課程修了。博士(文学)。新潟大学教育学部准教授、専修大学文学部准教授を経て、現職。専攻は、哲学・倫理学。『言葉の魂の哲学』で第四一回サントリー学芸賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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