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レーエンデ国物語 喝采か沈黙か

多崎礼

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784065335833
ISBN 10 : 4065335833
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2023
Japan

Content Description

毛布にくるまって読みふけった
あの頃のあなたへ――

こんなファンタジーを待っていた!
待望の第三弾が早くも登場

【著者紹介】
多崎礼 : 2006年、『煌夜祭』で第2回C★NOVELS大賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • starbro

    レーエンデ国物語、シリーズ第三弾です。三部作で完結かと思いきや、全五部作とのことでした。第三部で大分面白くなってきたので、全五部作読みます。第四部は来年の前半でしょうか❓ 「月と太陽」の舞台を観てみたい。 https://leende.kodansha.co.jp/

  • ちょろこ

    レーエンデ3の一冊。ため息が出た。称賛の。それぐらいとても好きな巻になった。あの苦しみからさらに時が経ち、若き兄弟が新たな歴史を刻んでいくストーリーは自由という言葉が葬り去られた地、上級と下級に区別され生きるレーエンデの民の苦しさに心寄り添わずにはいられないほど。これまでの時間が思い出されるだけに悔しさと怖さが絶え間なく続く。と同時に光を求めて捲るページ。そして全てを見届けた一人の観客という自分がいた。自由への一歩にどれだけの血と熱が注がれるべきなのか。喝采か沈黙か。人の心を動かすのは紛れもなく、人の熱。

  • yukaring

    テッサの革命から124年。鉄道や劇場がある町へ都市化したレーエンデ。しかし自由は死んだ。帝国に支配され下級市民として差別される夢も希望もない暗黒の時代。しかしまた革命の火は灯る。今回は芸術を通して命がけでレーエンデの暗闇に希望をもたらしたアーロンとリーアンの双子の物語。2人は隠された英雄テッサの起こした革命について事実を知るために旅に出る。そして一編の戯曲を作り上げる。自由を求め革命を語り継ぐ人々の想いには胸が熱くなる。ユリアやトリスタンに始まったレーエンデの革命の火がいつか実を結ぶことを切に願う。

  • がらくたどん

    力のある者がその不都合から無かった事にしたい伝説がある。力のない者が夢に疲れて無かった事にする伝説がある。魔法の森レーエンデに憧れた豪放な勇者とその娘。故郷の森レーエンデが大好きな乙女の勇者とその仲間。改竄され葬られた伝説はそれでも大地に宿り人の心の片隅に記憶の種を落とす。テッサの革命から既に百年以上。迫害が日常となったレーエンデの卑しい芝居小屋に生まれた「語る者」と「演じる者」の双子。伝説の中に普遍の真実があるのなら、それを最高の物語にできたなら、喝采は立場の垣根を崩すかもしれない。さあ、緞帳が上がる!

  • misa*

    ああ、とうとう読み終わってしまった。前作はとても力強い作品だったのにたいして、今作は静かな革命。けど、一番レーエンデ人達の現実を描いていて、愛を知らなかった双子がそんなレーエンデ国で革命を起こそうとする。強い真っ直ぐな想いは、人々の気持ちを動かし、希望を見させてくれる。けど、本物じゃない限り決して前には進めない。そこに切り込んで静かに突き進んでいく今作に、後半涙してしまった。私的にはミラベルが大好き。どんな人種だって性別だって、優しさをもちあわせている人は必ずいる。

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