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レーエンデ国物語 月と太陽

多崎礼

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784065326800
ISBN 10 : 406532680X
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2023
Japan

Content Description

この世界を守りたい。
少年は大人になり、少女は英雄になった。

テレビ、書店で話題沸騰!
大人のための王道ファンタジー、はやくも第二弾!

☆☆☆

名家の少年・ルチアーノは屋敷を何者かに襲撃され、レーエンデ東部の村にたどり着く。
そこで怪力無双の少女・テッサと出会った。
藁葺き屋根の村景や活気あふれる炭鉱、色とりどりの収穫祭に触れ、
ルチアーノは身分を捨てて、ここで生きることを決める。
しかし、その生活は長く続かなかった。村の危機を救うため、テッサは戦場に出ることを決める。
ルチアーノと結婚の約束を残して――。

封鎖された古代樹の森、孤島城に住む法皇、変わりゆく世界。
あの日の決断が国の運命を変えたことを、二人はまだ知らない。

【著者紹介】
多崎礼 : 2006年、『煌夜祭』で第2回C★NOVELS大賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • yukaring

    「革命の話をしよう」前作から約100年後、ヘクトルとユリアの名前は歴史の一部となり、自由だった頃のレーエンデを知らない世代が暮らすそんな世界。レーエンデに自由を求めて立ち上がった少女と彼女を支え見守った少年の壮絶な生き様を語る物語。名家の少年ルチアーノは屋敷を襲われ、ダール村に命からがらたどり着く。そこで出会った少女テッサ達との幸せな暮らしも長くは続かなかった・・。残酷な運命に翻弄される2人。特にテッサの覚悟は涙なしには語れず読んでいて心が折れそうになるほど。2人の想いが後世に受け継がれるように祈りたい。

  • ちょろこ

    レーエンデ2の一冊。レーエンデに自由をー。何かを得るためには何かを犠牲にする必要があり、覚悟を伴う。それを痛切に感じた巻だった。残虐な描写もものともせず、ただひたすら自由を求め、レーエンデの尊厳のために力で戦うテッサ、知力で彼女を支えるルーチェ。彼らの姿を読み手の心に刻みつける、多崎さんの紡ぎに感服せざるを得ない。終盤の胸を締め付けられる展開と数々の言葉に胸打たれない人はいないと思う。なぜなら今の世を重ねずにいられないから。ルーチェにとっての太陽は間違いなく英雄。前巻が"愛"ならば今巻は"哀"だと思う。

  • みにみに

    前作ユリアたちの時代から約100年。帝国との確執はそう簡単には変わらない。未だ続く神秘の土地レーエンデの暗黒時代に少女テッサは立ち上がる。そして生涯をかけてテッサを想うルーチェ。運命の荒波は幼かった二人の約束を翻弄する。一人の人間らしく失敗し、悩みながら、誰かを想いながら、それでも英雄たる決意のもとに闘い、自らの信念のためにテッサが選ぶは茨の道。そして後世を一人きりで生きるルーチェの絶望と孤独の深さが重く辛い。誰もが幸福に暮らせるレーエンデへと繋がる明日は来るのか。革命の炎の再燃を信じて物語は幕を閉じる。

  • 吉子

    レーエンデに自由をもたらすためにテッサは頑張ったのに、どうして、どうして、こんな結末になるのか。アレーテ、キリル、イザーク、ルーチェ、シモン中隊長、ブラス、ゾーイ、みんな素敵な人物だった。エドアルドを悪魔のようにしたのは戦争や時代のせい。皆が幸せに生きるには難しいから、誇りを持って死ぬしかなかったのか。切なく、やるせない読書タイムだった。

  • がらくたどん

    「革命の話をしよう」とあなたが言うなら、逃げずに聞こう。英雄を父に持つ「聖母」ユリアが愛した魔法と自由の地レーエンデが帝国の支配に置かれた後、どうなったのかを。英雄とともに竜の首を開拓したダールの村の愛すべき怪力少女がどうなったのか。少女に恋をし続けた繊細で賢い少年がどうなったのか。人の謀略・悪意・打算が幻海と銀呪以上に人々を苦しめるようになってしまった世界で、レーエンデの魔法はどうなったのか。竜の渓谷。その日槍斧は大岩に振り下ろされた。今、銀のウロフクロウが佇み鏡の中から呼びかける。革命の話をしようか。

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