Books

モチーフで読む美術史 2 ちくま文庫

宮下規久朗

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784480432841
ISBN 10 : 4480432841
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2015
Japan

Content Description

絵の中に描かれた代表的なテーマを手掛かりに美術を読み解く入門書、第二弾。壁画から襖絵まで和洋幅広いジャンルを網羅。カラー図版250点以上!

【著者紹介】
宮下規久朗 : 1963年名古屋市生まれ。東京大学文学部卒業、同大学院修了。美術史家、神戸大学大学院人文学研究科教授。『カラヴァッジョ 聖性とヴィジョン』(名古屋大学出版会)でサントリー学芸賞などを受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • 徒花

    こちらは初読み。前作が好評だったので筑摩書房のWebで連載されたものを編集したものだが、全体的に冗長になってしまっているし、取り上げているものからもテーマ性が失われて、単純にとりあげたモチーフが描かれた絵画の羅列とその説明になってしまっていて、前作ほどのおもしろさは感じられない。……とはいえ、本書にはそうした美術的なモチーフが学べる――という意味とは異なる役目がある(あとがきを読めばわかる)。それはおもに本書を記した宮下氏のためのものでもあるが、ささやかながらも私も哀悼の意を示したい。

  • ホークス

    絵画や彫刻に現れるモチーフの意味・由来を解説。ポンペイの陶器からルネサンス、浮世絵まで対象は古今東西に亘る。同じモチーフでも時代や地域で捉え方が全然違ったり(カエルとか)、何気ない所に意表をつくモチーフを入れたり(ハエとか)、取り上げるポイントが面白い。又、本書はカラー図版がとても豊富で嬉しい。印藤真楯の「夜桜」は所見だが妖艶で凄味を感じた。モネの「かささぎ」の雪はやはり眩しい。著者は一人娘を病気で亡くされた後、本書の仕事を通じて復帰してこられたとの事。まだまだ美術を語っていって欲しい。

  • kaori

    前作に引き続きアートにおけるモチーフの解説書。以前よりも東洋美術に触れられる部分が多く、また図版も多かったが、ちょっと小さすぎかしら?言葉で表さないのだから当然だが、秘められたメッセージが多い美術作品をよりよく理解するためには必携の書。

  • しぃ

    前巻のあとがきをスルーしていたのですが、今回あとがき読んでびっくり。所々世捨て人のような達観した記述や、マグダラのマリアに思い入れの強い記述があったのは、そんな辛い出来事があったからなんですね。びっくりして前巻のあとがきも確認してしまいました。なかなかお仕事に情熱を燃やすことの出来る状況にはならないとの言葉通り、今回は博学さは保ちつつもどこか抑え目な感じはあります。淡々としてるのと、色々なエピソードや絵も多めで読みやすかったです。でもやっぱり何よりあとがきの心情吐露が心に響きました…

  • zirou1984

    「今でも美術に対しては以前ほどの情熱をもてず、かけがえのない掌中の珠よりも美術史を優先してきた自分の半生を否定したいという気持ちは消し難い。しかし、その虚無で荒廃した心境のうちにも、かつては気にもとめなかったような美術作品がすっと入ってくることが幾度かあった。美術というものは宗教と同様、悲嘆のどん底から救い上げてくれるような力は全くないが、その闇に入ってきて蛍のように微弱な光を灯してくれる程度の力はあるのかもしれない。夢も希望もない残りの生あるうちは、こうした美術の微かな力を信じるしかないと思っている。」

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items