Books

数学的思考の技術 不確実な世界を見通すヒント

小島寛之

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784584123188
ISBN 10 : 4584123187
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2011
Japan

Content Description

「給料はなぜ上がらないのか」など日常的な疑問から、デフレ経済の処方箋、そして村上春樹文学まで、世界の旬な事象を数学的思考法で考えるテクニックを伝授。文系にこそ知ってほしい、数式なしの新しい発想法。

【著者紹介】
小島寛之 : 1958年東京都生まれ。東京大学理学部数学科卒業。同大学院経済学研究科博士課程修了。現在、帝京大学経済学部経済学科教授。経済学博士・数学エッセイストとして、多方面で盛んな執筆活動を続けている。そのわかりやすい語り口には、文系・理系の読者を問わず定評がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • SOHSA

    久し振りに刺激的で興味深い本に出会った。タイトルである数学的思考の技術とはいったいなんであるのかという単純な疑問が、本書を紐解くきっかけであったが、あっという間に引き込まれた。第1部は、経済学の観点から、第2部は公共哲学の視点で、また第3部は論理学からのアプローチで、といった多角的な構成は読み手にとってかなりスリリングである。特に最終章の村上春樹論は数多の村上春樹論の中でも秀逸であった。

  • くまクマ

    現象は全て数学的思考で説明できるものということらしい。納得。又、新しい経済理論として宇野弘文氏の「社会的共通資本」という概念は興味深い。市民生活を支える自然環境や都市インフラや医療・教育・金融などを市場システムの最重要財として位置付けている所が特徴である。人間社会の豊かさの新しいものさしになっていく事が期待される。

  • 犬こ

    数学ではなく、数学的思考の本で、数式は全く出てこず、経済学、都市論、哲学、文学を数学的思考でもって説いています。特に経済学ってとても難しい学問だなと感じたと同時に世の中を良くするための学問だなとも感じました。最後の章、文学は村上春樹を取り上げ、いかに彼が数学的思考で小説を書いているかが興味深かったです。

  • galoisbaobab

    確率論的思考の本だと思ったらほぼ経済学の本だった。ゲーム理論はおなじみだけど、反ケインズの小野理論、制度学派なチャレンジな経済学ネタです。著者もコメントしている通り経済学の論文って最後はモノガタリっぽくて「ええ〜!?」ってなっちゃうんだけどそれなりの理由があるのね。。。「ほぼ」というのは第3部が物語(村上春樹)の数学的解釈って所。暗闇の幾何学って命名はいいね。ようは彼の作品の中にはトポロジー的に同じものがあるっていう分析をしている。「同じであるコト」を再定義するとセカイが違って見えるんだよね。

  • 後半に村上春樹の物語などを数学的思考をしようという章があり興味がありって図書館で借りた、そこだけ抜粋読み。気持ちはわかるけど、説明が空回りしていますね、トポロジーについても明確に説明しきれておらず、それが村上春樹の「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」、「ノルウェーの森」の構造と類似しているといわれても、ちょっと「?」ですね、概念との類似などどうでもよく、もっともっと数学的にきっちりとしたものが示されていると思っていただけに、少し残念!また5年後に再読します。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items