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探偵小説のペルソナ 奇想と異常心理の言語態

小松史生子

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784881646304
ISBN 10 : 4881646303
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2015
Japan

Content Description

三遊亭円朝、黒岩涙香、村山槐多から江戸川乱歩、横溝正史、小栗虫太郎、高木彬光へと繋がるテクストの系譜を辿り、探偵と、彼に対する犯罪者のペルソナ造型を中心に、都市型近代文学の表現コードを確立して多くの読者を獲得した“探偵小説”の魅力を検証する。

目次 : 探偵小説をめぐるペルソナ問題の流れと切り口/ 第1部 翻案コードの表象としてのペルソナ(薔薇と麻酔の翻案文体―三遊亭円朝『欧州小説 黄薔薇』論/ 都市を駆ける人獣―黒岩涙香『怪の物』、村山槐多『悪魔の舌』、そして江戸川乱歩『人間豹』への系譜/ 翻案ミステリのテクストストラテジー―江戸川乱歩『幽霊塔』論)/ 第2部 モダニズムが煽る異常心理構造としてのペルソナ(水族館幻想の昭和モダニズム―江戸川乱歩『パノラマ島奇談』を中心に/ 探偵小説ジャンルの普及と医科学言説―江戸川乱歩『孤島の鬼』の言語態分析/ 異常心理の培養―横溝正史『真珠郎』論)/ 第3部 断絶と継承のジャンル文体が生み出すペルソナ(“密林”の文体―小栗虫太郎『紅軍巴蟆を越ゆ』論/ 戦後文学としての“本格推理”―横溝正史『本陣殺人事件』再考/ 江戸川乱歩『影男』論―江戸川乱歩の戦後)

【著者紹介】
小松史生子 : 1972年東京都生まれ。東京大学大学院総合文化研究科言語情報科学専攻単位取得退学。専門は日本近代文学および近代大衆文化。現在、金城学院大学文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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