Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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• あきあかね

  読了日：2022/08/22

  　芥川龍之介と菊池寛との絆を描いた北村薫の『六の宮の姫君』を読んで、菊池寛の作品を読んでみたくなった。　今昔物語などを下敷きに王朝物と呼ばれる精緻な物語を生み出した芥川に対して、菊池も史実を踏まえた歴史物を多く著しているものの、両者は対称的である。菊池の作品は通俗的と指摘されがちだが、率直な筆致で、人間の根源的な弱さ、「業」のようなものを描き出す力は流石だと思う。『父帰る』のように、一見お涙頂戴的と軽んじられる場合もあるかもしれないが、技巧派の極致とも言える芥川龍之介がその芝居を見て涙を流したという⇒

• Yumi Ozaki

  読了日：2022/08/09

  この中の「波」を読みました。今でも起こりうる話だなあと思いながら。

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