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福島の原発事故をめぐって いくつか学び考えたこと

山本義隆

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784622076445
ISBN 10 : 4622076446
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2011
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

一刻もはやく原発依存社会から脱却すべきだ。原発ファシズムの全貌を追い、容認は子孫への犯罪であると説いた『磁力と重力の発見』の著者が、これまで考えてきた、そしてあらためて考えた原子力発電に反対する理由。

【著者紹介】
山本義隆 : 1941年、大阪に生まれる。1964年東京大学理学部物理学科卒業。同大学大学院博士課程中退。現在、学校法人駿台予備学校勤務。著書に『磁力と重力の発見』全3巻(みすず書房、2003:パピルス賞、毎日出版文化賞、大佛次郎賞受賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 壱萬弐仟縁

    隠蔽体質(3頁)。 原子力の平和利用は、マンハッタン計画の延長上(6頁)。 自主・民主・公開が平和利用の三原則(13頁)。 技術が進んでも事故は起こりうる(45頁)。 もう、こりごりな原発とその情報操作。 最近読んだ本で、思い知った。 もう解放されたいが、 解放されることはない。 そういう得体の知れない原発と 向き合って子供が大人になれるか、 どうか、不確実だと思う。 そして、被曝したと思われる 我々がその発症や亡くなり方が モルモットの実験のように、 個人差を生じて、   

  • しろ

    ☆6 金と権力に負けるような愚かな人間が使える代物じゃなかった、ってことかな。まあ真新しいことが書いてあるわけでもない。原発の安全性を理解させるために励む暇があるなら、技術的に、運営的により安全になるよう開発し続けるべき。そして、あわよくば著者の言うように、脱原発社会のモデルを模索すべき。自分の現在の利益を守るのではなく、未来の安全や利便を見据えてほしい。それができないということは、結局、人間なんて利己的な存在なんだね。てか高い。時事系は苦手なんで、電書で200円くらいで売って欲しい。うわ、利己的(苦笑)

  • 那由田 忠

     昔の全共闘時代の荒々しさがほのかに見える書きっぷり。自然界の放射線について全く語らなかったり、「原発ファシズム」と決めつけるあたりは、いくらなんでもと思う。(ファシズムの過少評価)  期待したのは、自然科学史の観点から、今までの反原発論者と少し違う意見だったが、それは完全に裏切られた。自然に対する人間の思い上がりの歴史が語られていたくらいで、あとは大雑把な反原発だった。

  • makoppe

    もと東大全共闘議長であり物理学者、塾講師の山本義隆氏の原発論。短く論点が整理されており、とりわけ科学技術の「おごり」についての部分は秀逸。最後の立場表明。「大気と海洋そして大地を放射性物質で汚し…そのようなものを後世に押し付けることは、端的に子孫にたいする犯罪である。…一部の先進国が資源とエネルギーを浪費することはもはや許されなくなっていたのであり、根本的に新しい社会のあり方を見出すべき時がすでに来ていたと考えるべきである」(92-93項)。フクシマ事故をを起こした私たちが今後背負うべきことではないか。

  • MrO

    山本義隆さんが、このような本を書くと、反対派からは、その経歴をネタにした、意味のない反論がなされる。本人はなんとも思っちゃいないのだろうが、いつもながらの類型的な思考パターンで飽きないのだろうか。本文でも書かれているように、核力などコントロールできない技術なのだ。爆弾を作って終わりだけだったらいいのだが、恒常的に利用するなど、人間の技を超えている。17世紀から始まった人間が自然を支配するという驕り高ぶった思考からの脱却を考えないと、とんでもないしっぺ返しをくらうことになる。

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