Books

映画的な、あまりに映画的な日本映画について私が学んだ二、三の事柄 2 ワイズ出版映画文庫

山田宏一

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784898302965
ISBN 10 : 4898302963
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2015
Japan

Content Description

「山田宏一の日本映画誌」全面改稿!巨匠からプログラム・ピクチャーまで寅さんからロマンポルノまでドキュメンタリーから自主映画まで日本映画の面白さをとことん語った映画評論家・山田宏一の日本映画論集成。

目次 : 第3章 役者馬鹿、役者冥利(嵐寛寿郎 剣と三味線―『劍光櫻吹雪』『戀三味線』/ 高田浩吉 歌う映画スター第一号―高田浩吉の小唄時代劇 ほか)/ 第4章 にっぽん青春映画考(今井正 とても気恥ずかしいけれども―『また逢う日まで』/ 大島渚 青春とはなんだ―『青春残酷物語』 ほか)/ 第5章 記録映画の行方(亀井文夫 『戰ふ兵隊』とクローズアップ/ 伊勢真一 上弦の月―『ルーペ〜カメラマン瀬川順一の眼』 ほか)/ 第6章 「映画」の発見、再発見(羽仁進(『教室の子供たち』から『不良少年』へ/ 『ブワナ・トシの歌』『アンデスの花嫁』/ 『初恋・地獄篇』から『恋の大冒険』へ)/ 東陽一(なぜ周辺爆撃に熱中するのか―『やさしいにっぽん人』/ さようなら、やさしさだけの男たち―『もう頬づえはつかない』) ほか)

【著者紹介】
山田宏一 : 1938年、ジャカルタ生まれ。映画評論家。東京外国語大学フランス語科卒。1964〜1967年パリ在住、その間「カイエ・デュ・シネマ」誌同人。著書に「トリュフォーある映画的人生」(第1回Bunkamuraドゥマゴ文学賞、平凡社)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • 反則負け

    蓮實重彦の堅牢で、誤解を恐れずにいえば偏屈な(映画への愛に溢れた)文章にばかり触れてきたので、映画に対する愛を屈託のない表現で瑞々しく書き連ねた山田宏一の文章はえらく新鮮で感動してしまった。もちろん氏の膨大な映画的教養に裏打ちされたものではあるのだけれど!こんなストレートに映画を語ってもいいんだ、と勇気づけられた気がする。おもしろかった。

  • ラム

    まず名優7人の評から 嵐寛十郎の素晴らしさを再認識 森繁久彌の過剰ともいえる芸達者ぶりを的確に捉える 4章以降は監督論で山田の面目躍如 中でも増村保造と神代辰巳に頁を割く 増村はディティールに拘り「女」をとことん虐げることで、逆にその肉体と精神の恐るべき強靭さを賛美したと 神代の「男のエゴイズムと愚劣さに対して、女の寛容と美しさを描いた」作品にトリュフォーが「ジャン・ルノワールのように」と最高の賛辞を捧げたと 5章は記録映画の監督編 ほとんど未知の監督だが、亀井文夫は強烈な印象を残す 何れも示唆に富む論考

  • Zen-zen

    〔1〕よりもとりあげる作品の時代が下がったことで、ぼくが苦手とする70年代以降の日本映画(特に日活ロマンポルノ)への考察が多くなり、感激は少し薄いが、それでも山田さんの映画愛が奔馬の勢いで溢れてる様に圧倒され。蓮實重彦の文章スタイルの影響を受けた評論家は多いけど、山田宏一さんのそれを模したものを読んだ記憶がないのは、たとえば星新一さんやレイ・ブラッドベリの文体が真似しやすそうで出来ないというのに近いのかも。山田宏一さんの文体はもっと検証&顕彰されていいと思う。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items