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歴史で読む中国の不可解 日経プレミアシリーズ

岡本隆司

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784532263874
ISBN 10 : 4532263875
Format
Books
Release Date
October/2018
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

南シナ海に平然と人工島を作り、沖縄の領有権を主張する―。常識からかけ離れた中国の不可解な行動だが、2000年の歴史をひもとけば無理なく説明できてしまう。反日、腐敗、権力闘争から民族問題、地下経済まで、隣国の奥底に潜む独自の論理を、歴史家の視点で解明する。

目次 : 序章 この国はなぜ傲慢なのか/ 第1章 歴史を知らずして隣国を語るなかれ/ 第2章 かけ離れた体制/ 第3章 権力と腐敗―構造的病理/ 第4章 経済の時限爆弾/ 第5章 解けない国内対立/ 特別講義―「失敗の研究」としての日清戦争/ 終章 日本は歴史から何を学び、警戒すべきか

【著者紹介】
岡本隆司 : 京都府立大学文学部教授。1965年生まれ。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • まーくん

    著者は中国近代史の大家。少なくとも我々日本人が普通では考えられない中国の言動を、その歴史から読み解く。・・というのだが、なかなか読み解けない。当然、中心に来るの華夷思想。元来、国境なんて概念がなく、”周囲の夷狄どもは朝貢して臣下の礼さえとれば、あとは勝手に”と鷹揚に構えてきたところに、突然、国民国家の概念を持ち込まれ、もがいてる間に半植民地状態に。西洋(と日本)に対する屈辱を大国に立ち返った今晴らすのだというのは中国人の琴線に触れるであろう。病歴(歴史)から診断はつくが処方箋は無理というところのよう。

  • もりやまたけよし

    雑誌の論文を集めて、時代や経済、政治体制などで括った本のようです。不可解さが解決する事はないように思います。

  • ピオリーヌ

    ビジネスシリーズの一冊、かつ雑誌の記事の妙録集だけあり、読みやすい。近代の中国史、また日清関係史を専門とする東洋史学者である著者の専門の時代について丁寧に書かれ、岡本隆司入門に最適の一冊ではないだろうか。

  • Hatann

    国家概念、腐敗格差、少数民族などの問題について中国における歴史的な位置づけを素描して西洋的な概念との相違を示す。過去に雑誌等で発表したネタを編集して1冊の新書にまとめていて、考えるきっかけとして手頃なのではないか。明治維新後に急激に西洋化した日本では西洋的なものを当為的に捉えすぎであり、二大政党制の幻想も壊れるなか、ひとたびは近代国家や民主主義の概念ですら相対化したうえで再検証することが求められている。東アジアの地域論を超えて、日本そのものの在り方を再考するにしても中国的なものはヒントになると思われる。

  • バルジ

    元は雑誌に掲載されていたものでもあり、内容の薄さは否めない。だが随所にこれまでの著書のエッセンスが散りばめられ、岡本先生のファンとしてはいい振り返りにもなる。 特別講義の章は『世界のなかの日清韓関係史』の縮約版なので、この章を読むだけでも東アジア近代史のおさらいとして楽しめるだろう。

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