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日本語の秘密 講談社現代新書

川原繁人

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784065350553
ISBN 10 : 4065350557
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

言葉とは何か、日本語とは何か、人間にとって声とは何か。気鋭の言語学者・川原繁人が歌人・俵万智、言語学者・川添愛、声優・山寺宏一、ラッパー、Mummy-Dと語り尽くす珠玉の対談集!

【著者紹介】
川原繁人 : 1980年、東京都生まれ。慶應義塾大学言語文化研究所教授。2002年、国際基督教大学卒業。2007年、マサチューセッツ大学大学院にて博士号(言語学)取得。ジョージア大学助教授、ラトガーズ大学助教授を経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 九曜紋

    歌人の俵万智、ラッパーのMummy-D、声優の山寺宏一、言語学者の川添愛各氏との対論集。いま言語学ブームだという。特に日本語に関するものが多いように思う。その理由を著者は幾つか挙げているが、人口の急激な減少と安全保障環境の悪化を受けて、日本という国は存続できるのか、日本語はこの先も存在し続けるのかという危機感が裏にあるのでは?と考えるのは穿ち過ぎか。内容は音韻学が主となっており、やや専門的。著者は方言の大切さを強調する。確かに啄木が詠んだように「故郷の訛り懐かし」という感性は大事にすべきものだとは思う。

  • tolucky1962

    爽やかなS。躍動感K。濁音はネガティブ。五七五は音節・語尾で柔軟に扱う。Christmasは2音、クリスマスは5。読みを使い分ける。言葉より問題は感情バリエーションがないこと。言葉は親が与える最高のプレゼント。人は意味以上に自己表現を言葉に載せたい。声・表情を使えないネット言葉は高度技術が必要。文字だけでは伝わらない意味を自覚しよう。感情を伝えるにはまだAIは難しい。SNSで言葉のすれ違いによる不毛な論争が増えている。

  • おはぎ

    非常に楽しみにしていた本で、発売日に書店へ。私はある程度言語学に触れている人間なのだけれど、そうでなくとも言語学面白い!もっと知りたい!となってしまうことだろう。何よりも対談ラインナップが魅力的すぎる。特に日本語ラップについてはあまり知らなかったが、本作の影響で気になる存在になった。川原先生のスタンスはとても信頼できる。

  • 於千代

    歌人の俵万智、ラッパーのMummy-D、声優の山寺宏一、言語学者の川添愛との対談本。それぞれ言語のプロフェッショナルとの対談は言語の様々な側面から行われ、非常に興味深い。俵万智の「言葉のインフレ」という表現はとても面白い。こうして素人が感想を表現できるのもインフレの結果だろう。その分、自覚的に言葉を使わないといけないと思わされた。Mummy-D、山寺宏一との対談ではそれぞれの言葉に対するスタンスが見て取れ、また川添愛との対談ではアカデミアにいる著者と在野の川添との立場の違いが見え、興味深かった。

  • みさと

    言語学者川原繁人が、ことばの最前線で活躍する4人と対談し考察を深める。歌人の俵万智、ラッパーのMummy-D、声優の山寺宏一、言語学者の川添愛。日本語の奥深さ、豊かさ、ことば遊びの楽しさが伝わってくる。文字情報は音声の持つ微妙なニュアンスを伝えきれない。近年ネット上で文字情報のみのコミュニケーションが主流となった結果、不必要なすれ違いや「炎上」が頻繁に起きている。さらにChat-GPTに代表される生成系AI言語が人間に代わろうとしている。ことばを知ることは人間を知ること、つまり自分を知ることに他ならない。

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