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脱原発の罠 日本がドイツを見習ってはいけない理由 草思社文庫

川口マーン惠美

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784794223357
ISBN 10 : 4794223358
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2018
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

先進国の脱原発は難しい。とりわけ、日本でそれを行うのは困難を極める。なぜなら―。脱原発で世界を先導していると言われるドイツの実情を紹介、日本と比べて非常に恵まれたエネルギー環境にあるドイツでさえ悪戦苦闘していることを明らかにする。また、期待されつつも大きな問題を引き起こしている「再生可能エネルギー」についても詳細に解説。さらに、日本の脱原発が他国と比べて難しい理由を整理、「ドイツの真似をすれば、必ず命取りになる」と警鐘を鳴らす。

目次 : ドイツが脱原発を決めるまでの紆余曲折/ 脱原発を理解するための電力の基礎/ ドイツの夢見た再エネが直面した現実/ 今、ドイツで起こっていること/ ドイツの再エネ法が2014年に改正されたわけ/ 「再エネ先進国」を見習えない理由/ 原発はどれだけ怖いのか?/ ドイツの放射性廃棄物貯蔵問題はどうなっているか/ 日本の原発を見にいく/ 日本の電力供給、苦闘の歴史と現在/ ドイツの脱原発を真似てはいけない理由/ 日本の豊かさを壊さない賢明な選択を

【著者紹介】
川口マーン恵美 : 日本大学芸術学部卒業後、渡独。1985年、シュトゥットガルト国立音楽大学大学院ピアノ科修了。2016年、『ドイツの脱原発がよくわかる本』(草思社)で第36回エネルギーフォーラム賞・普及啓発賞、2018年、『復興の日本人論』(グッドブックス)で第38回エネルギーフォーラム賞・特別賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • Gordon

    チェルノブイリや福島の事故によって原発は悪者という雰囲気が世の中に漂っているが、本書ではドイツと比較しながら原発の必要性を説く。海で隔たれ自国内に資源が少ない日本では原発が有効である事はなんとなくわかる。太陽光や風力などの自然エネルギー発電も安定した出力が難しくベースロード電源として火力や原子力も必要ということもよく分かった。しかしながらいざ事故が起こった時のリスクはやっぱり大きいと思う。

  • 後藤良平

    筆者が最後に語っていることは、真剣に考えたい。日本は電力を融通しあえる隣国が無い。日本には自前の資源がない。ドイツはフランスの原子力発電による電気を入れられる。さらに自国の褐炭を使用した発電で22%を供給できている。そのような状況を無視して、ドイツで出来たから何故日本で脱原発が出来ないのかという議論はおかしい。そして、再生可能エネルギーの不安定さを、もっと冷静に考えるべき。東京都は各家庭への太陽光パネル設置に補助を出すらしいが、そこに蓄電池設置の補助まで付けなければ片手落ちだ。年間No.126Kindle

  • k6pn

    脱原発の何が問題なのかが、わかり易くまとめられており良い本だと思った。豊かな国を残してくれた先人への敬意やそれを未来の子供たちに引き継いでいきたいという筆者の真摯な思いも伝わった。

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