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世にもあいまいなことばの秘密 ちくまプリマー新書

川添愛

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784480684684
ISBN 10 : 4480684689
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2023
Japan

Content Description

「この先生きのこるには」「大丈夫です」これら表現は、読み方次第で意味が違ってこないか。このような曖昧な言葉の特徴を知れば、余計な誤解もなくなるはず

【著者紹介】
川添愛 : 1973年生まれ。言語学者、作家。九州大学文学部卒業、同大大学院にて博士(文学)取得。2008年、津田塾大学女性研究者支援センター特任准教授、12年から16年まで国立情報学研究所社会共有知研究センター特任准教授。専門は言語学、自然言語処理(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • trazom

    「言葉のすれ違い」の例がこれでもかと言うほど提示され、夫々に文法的な解説が加えられる。言葉を理解するという行為が、言語上の問題だけではなく、状況や相手の意図を感じる能力があって初めて実現するものであることを実感する。だからこそ、その複雑な処理を瞬時にこなす人間の凄さと、自然言語処理の進化の早さに脱帽する。ネット社会になり、言葉のすれ違いや曖昧さによって生じた誤解が大きな問題となるリスクが拡大する。私もレビュー投稿では、文字数の制約から、危険を承知で曖昧な表現を是認している。只管、読者の良識を信じながら…。

  • けんとまん1007

    そうそう、その通りと何度も頷きながら、読み進めた。文章、とりわけ何かを伝える文章には、多少こだわりを持つようにしている。何度も読み返し、意味が通じるのかどうかを見直す。少しの表現の変化で、読みやすさが随分違うことがある。句読点や点を、どう使うかでも変わりうる。曖昧でも通じているようで、誤解が生じているのが、難しくわかりにくい。そこで、文章だけでなく、図式化したり絵を使ったりして補うようにしている。それにしても、言葉の世界は果てしなく深い。

  • とよぽん

    日本語の表現に注意と関心をもってほしいという意図で出版された本なのだろう。あいまいというより、係り受けが明確でない、不備のある表現にスポットを当てて解説されている。少なくとも、2通り以上の解釈ができる表現は避けようということだろうが、数多の例を挙げての労作に辟易してしまった。装いを変えた文法書?という感じだった。

  • はっせー

    言葉や言語について考えたい人や知りたいって思っている人にハマりそうな本になっている!言葉のあいまいさ。日常生活を過ごしている中で言葉のあいまいさによって指示が間違えたりまたケンカになってしまったなどのケースがあると思う。本書はそんなあいまいさがどのような状況で発生してしまうのかをまとめた本になっている。句読点や解釈が分かれる言い方などなど。読んでいてこんなことあるある!とずっと思っていた。あいまいさを無くせないが相手のことを思って対応するのがいいなーって思った!

  • venturingbeyond

    年末恒例の大阪出張の移動中に読了。言語表現の多義性を、多様な具体例を用いて平易に示し、複数の解釈が生じるメカニズムを言語学の知見を用いて、初学者にも分かりやすく説明するリーダブルな入門書。毎年、生徒の志望理由書や小論文の添削指導で、なかなかの悪文を読まされる身からすると、生徒自身にそれぞれの文章の癖を検証するための視座を身につけさせることは大きな課題なので、まずは早めに本書を読ませたいところ。三木那由他『会話を哲学する コミュニケーションとマニピュレーション』、和泉悠『悪い言語哲学入門』との併読をお薦め。

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