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プーチン ロシアを乗っ取ったkgbたち 下

戴正呉

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784296116164
ISBN 10 : 4296116169
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2022
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

世界を蝕むロシアの野望。テロ事件を逆手にとって権力を掌握したプーチンとKGB。エリツィン時代にのし上がりプーチンに逆らう新興財閥(オリガルヒ)を血祭りに上げ、大統領就任の功労者であったはずのプガチェフまでもがターゲットにされ国外に逃亡する。飽くことなき権力と富への欲望で肥大化する彼らは、収奪した富を原資にウクライナをはじめとする周辺各国、欧米に魔の手を伸ばす。ロシアに未来はあるのか。下巻では、ホドルコフスキー裁判、オリガルヒ弾圧、マネーロンダリング、ロシアマネーを駆使したウクライナ介入、EU分裂工作、トランプ篭絡に肉薄する。

目次 : 第2部(テロ事件から帝国の目覚めへ/ 「食欲は食べているうちに湧いてくる」)/ 第3部(オブシチャク/ ロンドングラード/ 戦いの始まり/ ブラックマネー/ 圧制の中のソフト・パワー―「わたしに言わせれば彼らは正教のタリバンだ」/ ネットワークとドナルド・トランプ)

【著者紹介】
キャサリン・ベルトン : ロイター通信特別特派員。『フィナンシャル・タイムズ』紙のモスクワ特派員を長年務める。それ以前は、『モスクワタイムズ』『ビジネスウィーク』にロシアについての記事を執筆

藤井清美 : 翻訳家。京都大学文学部卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • タキタカンセイ

    下巻はKGBとロシアンマフィアたちがいかにして国家の富を盗み法や秩序をなし崩しに破壊していったか、そしてそれらを西側の体制を崩壊させるためにどのように使っていったかが描かれています。化石燃料が過去のものになりつつある今、資源を食い潰すことで成り立ってきた「マフィア国家」はどうなるのか。いちばんの問題はロシアが世界一の核爆弾保有国だということです。

  • 読書の鬼-ヤンマ

    2022年12月16日1版1刷、図書館本。ソ連崩壊の後、P115:地政学的勢力として"ロシアの地位を取り戻す=ロシア帝国復活・再建"を目指す集団が存在し、指導者がプーチン氏。目的達成手段の数々(中東・アフリカ・西側諸国との連携と分断工作)。金のなる木=資源(石油、ガス)が、工作資金。エネルギーを欲する欧州西側の利害が交錯。社会主義体制からの脱却=自由主義経済体制移行が思想基盤。読感:緻密で重層な体制構築が伺えたが、プーチンを支える”KGBたち”の正体は判らなかった。影の、真の権力者が、居るのではないか?

  • ゼロ投資大学

    オリガルヒを失墜させ、企業の富を独占したが、裁判によって法執行機関すら自身の支配下に置いた。国内権力を掌握した後は、アメリカを中心とするNATO支配体制への反抗心を露にする。プーチンとKGBたちがどのような理念・目標で動いているか、その一端に触れることができる。

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