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在宅無限大 訪問看護師がみた生と死 シリーズケアをひらく

村上靖彦

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784260038270
ISBN 10 : 4260038273
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2018
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
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Book Meter Reviews

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  • ネギっ子gen

    昔の死は禍々しいものとされ、病院死時代の死は“隔離・隠蔽”された。それに対して現代は、治療不可能な患者への緩和ケアが可能になったことで、終末期の患者を生活のなかでサポートできるようになった。本書は、生と死を連続させた現代の訪問看護の現場インタビューを三部構成で言語化したもの。一つ目は、快適さと安楽を生みだすこと。二つ目は、小さな願いを聞き出し実現すること。三つ目は、病や死をめぐる困難な状況を引き受けて応答すること。なお本書では、生活と死を連続させる意図をもって、「慢性期」と「看取り」の区別はしていない。⇒

  • みき

    在宅という現場で状況に否応なく巻き込まれながら、それでも踏み込んでいく決心をする看護師の姿が描かれている。この決心や、踏み込む力、そして結果的に対象のエネルギーへの媒体となっていく動きが、看護ということなのかと考えさせられた。こんな仕事、できるかな。すごい精神力が必要だ。

  • ichigomonogatari

    まあすごい迫力と知らないことに満ちた本だった。今、終末期の在宅の看取りは訪問介護の支えがないと成り立たない。著者は6人の訪問看護師に徹底的にインタビューし、終末期の訪問介護の現場と、そこでの看護師らの答えのない試行錯誤に満ちた奮闘を描き出した。看護師は患者が家でできる限り快適に暮らし、願いや望みをかなえ楽しく過ごせることをに心を砕く。手厚い支えがあるならば、自宅での看取りは患者に取っても家族に取っても自然で納得できるものなのだな、と思わされた。

  • ポカホンタス

    今年最後に読了した本が、この本で良かったと思う。いつもながらの村上先生の文章の精緻さと、おそらく編集者白石正明さんの介入によると思われる、過激なまでの「わかりやすさ」とが強力に組み合わされて、全体の構成も実は相当に冒険的だったと思うが、その分、素晴らしい出来栄えになっていると思う。村上先生にかかれば、現象学の可能性も無限大である。これからも注目していきたい。

  • owlsoul

    病院で死ぬことが当たり前となっていた現代人は、超高齢化社会の只中で新たな死の在り方を「発明」しつつある。最後まで自分らしくあるために、住み慣れた自宅で死を迎えたい。看取りのスキルが失われた現代社会において、そんな人々の願いを叶えるには訪問看護師の存在が必要不可欠だ。苦しみの中、死と向き合うことで純化される患者の願い。看護師は、患者自身や周囲の人々に潜在する「力」の流れを見極めながら、最後の願いを叶えようと最善を尽くす。現象学に造詣の深い著者が、訪問看護師のインタビューを素材として組み上げる「看取りの哲学」

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