『禅ごよみ365日』生活の中で姿勢をただすような感覚で少しページを開いてみる。私の場合は毎日でなく、思い出した時に開いたところを読んでみる。その時々の縁で出会う言葉。気づきを与えてくれたり、漢字の並びからどのような意味なのだろうと頭脳を働かせる暫くの有意義な時間。眺めては、気になり、気にいる、言葉の数々。『閑遊雪月花』『雲出本無心』『掬水月在手』『松風伝古今』『明月和水流』意味を知り深めては、暮らしの中で役立ったり、身については、知識となりゆく喜びや楽しみ。

禅寺でやっていることを踏まえて片付けの基本を教えてくれる本です。その作法ひとつひとつに意味があってそれが結果的に物を片付けることを習慣づけしてくれる感じです。とりあえずひとつずつ初めてみれば片付けのいい習慣が身に付いていくと思います。

片付け本を片っ端から読んでいますが、この本は禅僧の方が書いているので他の片づけ本とはちょっと毛色が違いました。結局は執着をなくせということなのですが、心の持ちようを変えるヒントを与えてくれる本です。とりあえず複数冊ある片付け本から整理していこうと思います（笑）。

誰にでも避けては通れない大切な人とのお別れの時。今現在悲しみにくれている人や時間がたっても気持ちの整理がつかない方などに癒しをくれる本だと思います。即効性があるものではありませんが、読んでいるうちに気持ちが落ち着いてくる気がします。

禅僧が教える所作の本です。基本は「丁寧に」ということでしょうか。あわただしい毎日の中で所作を整えることが心も整えることになるということが書かれています。この本に書かれている所作を心がけると品のある立ち居振る舞いができるようになるのではないかと思います。

普段からくよくよしがちで小さい事でも考えすぎてしまう人にはオススメの本です。書かれていることもとてもシンプルなので、だれでも気軽に始められます。シンプルというのは本当は一番難しいのかもしれませんが、是非読んで書かれていることを試してみてほしいです。

誰でも不安に陥ることがあるかと思いますが、穏やかな語り口で不安を軽くするアドバイスをしてくれます。これで9割の不安が消えるかというと難しいとは思いますが、何となく読んでいると不安が軽くなるように思いました。

物の少ないシンプルな暮らしに憧れている中で、色々な片付け本に手を出している中でこちらも購入しましたが、こちらの本が一番しっくりきました。禅の知恵から見えてくるシンプルな暮らしは決してつまらないものではなく心を豊かにするものだということがわかりました。片付け方法の本ではありませんが、モチベーションが高まる本でした。

曹洞宗のお坊さんの本です。他生の縁、お陰様、老婆心、一大事、接待……。現代では本来の意味が変化してしまっているものが多いですが、身の回りにはたくさんの仏教の言葉があふれていることを再確認しました。