Product Details
ISBN 10 : 416660953X
Content Description
民俗学者・柳田国男は「山人」を捨て、「常民」に向かったといわれるが、そうではない。「山人」を通して、国家と資本を乗り越える「来たるべき社会」を生涯にわたって追い求めていた。「遊動性」という概念を軸に、その可能性の中心に迫った画期的論考。
目次 : 第1章 戦後の柳田国男(戦中から戦後へ/ 柳田の敗北/ 農民=常民の消滅/ 非常民論)/ 第2章 山人(近代と近代以前/ 農政学/ 焼畑狩猟民の社会)/ 第3章 実験の史学(供養としての民俗学/ 山人と島人/ 公民の民俗学/ オオカミと「小さき者」)/ 第4章 固有信仰(新古学/ 固有信仰/ 祖霊信仰と双系制/ 「場」としての家/ 折口信夫と柳田国男/ 固有信仰と未来)/ 付論 二種類の遊動性(遊動的狩猟採集民/ 定住革命/ 二種類のノマド/ 柳田国男)
【著者紹介】
柄谷行人 : 1941年、兵庫県生まれ。哲学者。69年、「“意識”と“自然”―漱石試論」で群像新人文学賞(評論部門)を受賞しデビュー。文芸批評から出発しながらも、マルクス、カントなどを論じ、その枠に収まらない根源的思考を展開してきた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
Customer Reviews
Book Meter Reviews
こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。
powered by
ころこ
読了日:2023/06/09
壱萬弐仟縁
読了日:2015/12/01
非日常口
読了日:2015/01/28
中年サラリーマン
読了日:2014/04/20
ハチアカデミー
読了日:2014/07/03
(外部サイト)に移動します
Recommend Items
Feedback
Missing or incorrect information?
Product information of this page .