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王墓の謎 講談社現代新書

河野一隆

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784065358122
ISBN 10 : 4065358124
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

なぜ人類は世界各地で王墓を築いたのか?古代史ミステリーの「定説」を覆す!

目次 : 第1章 王墓の謎とは何か?/ 第2章 王墓は誰の墓なのか?/ 第3章 王墓は都市文明の副産物なのか?/ 第4章 王墓の規模は、なぜ断続的に大型化したり縮小したりするのか?/ 第5章 王墓にはなぜ高価な品々が副葬されたのか?/ 第6章 王墓はなぜ時代・地域を超えて築かれたのか?/ 第7章 王墓はなぜ衰退したのか?/ 第8章 王墓が解体すると、なぜ国家は成熟するのか?/ 第9章 王墓が人類史にもたらしたものは何か?

【著者紹介】
河野一隆 : 1966年、福岡県生まれ。東京国立博物館学芸研究部長。京都大学大学院文学研究科修士課程修了。博士(文学、奈良大学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • よっち

    「王墓はなぜ築かれたのか」王墓は王の権力の象徴にほかならないというこれまでの常識に、新たな視野から王墓を理解することを目的とした1冊。王墓が権力の象徴であるという説はいかにして定説になったのか。なぜそのエネルギーを農地拡大や都市整備に投下しなかったのか、高価な副葬品がなぜ一緒に埋められたのか。王墓が築かれなかった社会と比較しながら、史的唯物論や威信財経済という王墓建設を考えていくアプローチだったり、距離的に遠いエジプトと中国で同じような陵墓が築かれている点など、着眼点がなかなか面白い1冊になっていました。

  • さとうしん

    比較考古学の観点から世界の王墓の果たした役割や造営の経緯などを議論する。威信財経済学の考え方や王墓が築かれなかった社会も検討対象とするという方針、エジプトと中国の始皇陵の葬送複合体の設計プランが一致するといった指摘などは面白い。しかし当時の人々がある種の原罪意識によって自ら進んで過酷な王墓の造営に参加したのではないかという想定など、所々疑問に思いつつ読んだ。

  • 眉毛ごもら

    威信財云々のところは難しくてあんまり良くわからなかった。威信財が渡されることに意味があるとか平等にするために埋葬されるとかの理解ででいいのか?よくわからん。それ以外の世界各地の墓制や規模や構造などについては興味深いところがあった。絶対に交流ないだろ的なエジプトと中国で同系統の構造を持つ陵墓が築かれるところとか。個人的には同じ人間だし思考するパターンに規則があって似たようなものがお出しされるとかそんな気もするが、それはそれとして思考することを止めると駄目なんだろうなという気もする。

  • (ま)

    唯物史観から脱却し、比較考古学の神聖王(遊戯王...)・威信財経済から再解釈する王墓盛衰のフレイザー的解釈

  • ナオ

    史的唯物論や威信財経済を分かりやすく説明してくれて、ありがたい。

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