Product Details
ISBN 10 : 490570698X
Content Description
“悪”とは何か―。人々を脅かす避けるべき“悪”、その一方で人々を魅了する“悪”。我々が甘受すべき、「よりマシな“悪”」とは何か。教育、社会、宗教、政治などを主題に、“悪”について考察する。「よりマシな悪」の思考が、現代社会の閉塞を打開するかすかな道を照らす。
目次 : 悪の擁護、あるいは民主主義についてのノート/ 第1部 抗いと甘受の閾(悪とは何か―デューイの倫理学から考える/ 災害の分配的正義論―リスクと責任/ ジョセフ・ラズにおける二つの正統性/ 道具的理性批判の現在―啓蒙のプロジェクトの今日的課題について)/ 第2部 共生の身悶え(政治科学の進化論的転回―保革闘争の遺伝子文化共進化について/ 宗教という「排除できない悪」/ 教育と責任/ 悪を歓待する―民主主義的な集団の(不)可能性について)/ 解題 「感情の劣化」への抗いを全体主義のリスクを回避して進める手だてはあるか?
【著者紹介】
宮台真司 : 1959年生まれ。東京大学大学院博士課程修了。社会学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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はすのこ
読了日:2016/03/23
しんしん
読了日:2019/07/25
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