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レゾンデートル 実業之日本社文庫

知念実希人

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784408554747
ISBN 10 : 440855474X
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2019
Japan

Content Description

末期癌を宣告された医師・岬雄貴は、酒浸りの日々を送っていた。ある日、不良から暴行を受けた岬は、復讐を果たすが、現場には一枚のトランプが―。そのカードは、連続殺人鬼「切り裂きジャック」のものと同じだった。その後、ジャックと岬の奇妙な関係が始まり…。最注目作家、幻のデビュー作!

【著者紹介】
知念実希人 : 1978年、沖縄県生まれ。東京慈恵会医科大学卒、日本内科学会認定医。2011年、第4回島田荘司選ばらのまち福山ミステリー文学新人賞を『レゾン・デートル』で受賞。12年、同作を改題、『誰がための刃』で作家デビュー。「天久鷹央」シリーズが人気を博し、15年『仮面病棟』が啓文堂文庫大賞を受賞、ベストセラーに。『崩れる脳を抱きしめて』『ひとつむぎの手』で、18年、19年本屋大賞連続ノミネート。今もっとも多くの読者に支持される、最注目のミステリー作家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ナルピーチ

    末期癌を患った医師“岬雄貴”彼に残された時間は限られている。そんな彼の残りの人生に与えられた〈存在理由〉とは何か?知念先生のデビュー作は、読み手を圧倒させるハードボイルドな作品であり、そこに巧く恋愛要素と、お得意の医療要素を融合させた一冊。とにかく刺激溢れるストーリーに、ひたすらページを捲らされた。序盤・中盤・終盤と中弛みする事なく、岬雄貴の魅力を感じる事が出来たと思う。ラストは切なさ残る一面もあるけれど、彼なりに残された時間を全うする事が出来たのではないのかな。

  • ウッディ

    末期ガン宣告、愛する人を奪った犯人への復讐、切り裂きジャックを名乗る連続殺人、都会の底辺で暮らす少女との出会い、ペンダントに隠された骨髄移植ドナーの秘密情報とそれを追う暴力団からの逃亡、意外な真犯人、色んな要素がぎっしり詰め込まれたミステリーでした。知念さんらしく末期がんの症状や最後の戦いに臨むための自分への応急処置などリアリティがあり、ストーリーも面白かった。一方、優貴が残り少ない余命を犯罪に費やすのか、罪を悔い、愛する人と穏やかな余生を送るのか、彼のレゾンデートル(存在意義)が曖昧な印象でした。

  • mariya926

    デビュー作でこのレベルはすごいです!切り裂きジャックの様な殺人犯が現れて、法では罰せられない犯罪者たちを倒していきます。それに巻き込まれたガンの末期患者である岬医師。二つの事件が混じっているので少しややっこしいですが、それでも面白くて一気読みでした。何気に恋愛も含まれていますしね。さすがに後半ではジャックの正体は分かりましたが(笑)冴えているジャックと、その上をいく岬医師の対決は見ものでした。後半のどんな薬を飲んだら、どう身体が反応するか?という細かい描写はさすがお医者さん作家だなと思いました。

  • SJW

    末期癌が分かった医師の岬は酒浸りの日々を送るが、チンピラから暴行を受けて復讐を誓う。体力を鍛えて復讐をはたすが、同時に発生している切り裂きジャックの連続殺人事件に巻き込まれてしまう。起きる事件が自分の世界とはまったく違うものの、その臨場感や実際の医学に裏打ちされた描写には引き込まれてしまい、感情移入してしまった。長編だが久々に一気読みできる小説に出会えて嬉しい‼️

  • ハゲおやじ

    久しぶりの作家。ページ数の多さを見て敬遠していたが、買って放置はこれ以上…って感じで読み始める。今までの作品とは、ちょっと違う感じ(あくまでも 私の感じ方だからね)で、暗〜い雰囲気バリバリだった。人を殺す事に恍惚感を覚える事など私には出来ないが、岬と川原は出来ていた って よくある話なんだけど、ヤクザや孤独な少女等が出てきて 残り1/3は一気読みだった。ラストは、思いも寄らないハッピーエンドを期待したが…。岬には、二人の女性が慕っていて羨ましかった。でも、話が長いね。(私はくどいね)

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