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天久鷹央の推理カルテ 4 悲恋のシンドローム 新潮文庫

知念実希人

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784101800578
ISBN 10 : 410180057X
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2016
Japan

Content Description

天医会総合病院の看護師、相馬若葉から友人の殺害事件について相談をうけた天久鷹央と小鳥遊優。喜び勇んで謎の解明にあたる鷹央だったが、その過程で“事件から手を引く”と宣言する。なぜ、彼女ではこの謎を解けないのか。そして、死の現場から“瞬間移動”した遺体に隠された真実とは―。驚きのどんでん返しと胸を打つクライマックスが待つ、メディカル・ミステリー第4弾。

【著者紹介】
知念実希人 : 1978(昭和53)年、沖縄県生れ。東京慈恵会医科大学卒業。2004(平成16)年から医師として勤務。’11年、「島田荘司選ばらのまち福山ミステリー文学新人賞」を「レゾン・デートル」(『誰がための刃』と改題し、’12年刊行)で受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • ソルティ

    1話目、予想できたが気胸まで起こすとは知らず。2話目、医療じゃない。単なる事件。犯人は分かった、そこしかない(笑)。3話目、2つ目の事件の「頭をやった人がその状態を起こす」のは医療現場にいるとよく出会うので知っていたが名称や発生メカニズムは初聞きで勉強になった。1つ目の事件背景、これは分からん。犯人だけは予想できたがまさかそんな事象があるとは。思春期のアイデンティティ確立する時期にそれを揺るがされて辛かっただろうな。「「(略)DNAなんて関係ない。人間の本質はきっと意思と行動でつくられるものなんだよ」」

  • スズ

    看護師の相馬若菜から、不可解な死を遂げた友人について相談を受けた小鳥遊と鷹央。自室で何者かに腹部を刺され大量出血した筈なのに、一切の血痕と証拠を残さず離れた海に「瞬間移動」した遺体の謎に目を輝かせる鷹央に辟易する小鳥遊だが、突如「この事件はお前以外に解決できない」と告げられて…。今回も鷹央・小鳥遊のドクターコンビの活躍が面白く、血痕を探すため地面を四つん這いで進む鷹央への「マーキング場所探してる犬みたい」発言に笑いました。事件の真相に涙を零す小鳥遊を自分なりに何とか励まそうとする鷹央の優しさも暖かかった。

  • hiro

    天久鷹央のシリーズは、長編のエピソード0を加えて5冊目。ついに天医会総合病院内だけではネタがなくなったのか、事件解決の依頼は病院の外からもやってくる。3編の短編からなるこのメディカル・ミステリー第4弾の影の主人公は、やはり看護師の相馬若菜だといえる。その若菜が事件解決の依頼者となるカルテ03がやはり一番読み応えがあった。病院内の鷹央の敵はもう出てこなくなったし、あとは鴻ノ池が鷹央と小鳥二人の愛のキューピットとなれるのかを楽しみに第5弾を待つ。そして「神酒クリニック」とのコラボ(兄妹共演)にも期待したい。

  • SJW

    今回は3つの短編。1つ目は詐欺師にからむ事件、2つ目はごみ屋敷での事件、3つ目は看護師 相馬若菜の友人の死亡事件。どれも結末はほぼ予想はついたが細かい種明かしは、想像できなかった病気や傷害が原因で、なるほどと思わせる。相変わらず鴻ノ池 、鷹央、小鳥とのやり取り、会話は笑えて和ましてくれる。この先、小鳥と鷹央の関係か気になってしかたがない。

  • ダイ@2019.11.2〜一時休止

    連作短編集。前作?のスフィアの死天使はシリーズ外?なのか裏表紙では第4弾ってなってる。小鳥の活躍とエピローグがイイ感じ。

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